Disneyが最大のメディア

Nielsenは2021年から毎月The Gaugeと呼ばれるテレビ視聴におけるサービスの内訳を発表してきた。最新の4月のデータではストリーミング・サービスが38.1%、ケーブル向けネットワークが29.1%、地上波ネットワーク/局が22.2%、その他が10.4%であった。媒体別では無いので、多チャンネルで視聴されても地上波ネットワークは、地上波に含まれる。視聴状況は分かるが、クロス・プラットフォームでどの会社が強いのかは分からない。

多チャンネルとSVOD加入者数

Q1の多チャンネルサービスへの加入者の減少数は前期の140万アカウントから増え、211万アカウントになった。NFLのシーズンが終わり、解約が増えたようで、vMVPDも35万アカウントを失っている。ブロードバンドサービスへの加入者は62万アカウント増えた。有線ブロードバンドは14万アカウント減ったが、無線(FWA)は76万アカウントの増加があった。

SVODサービスのバンドル

チャーンを減らす方法をしてサービスのバンドルもある。バンドルすることで値段を下げることが出来るだけではなく、どれか1つのサービスに見ているコンテンツがあれば、他のサービスにも加入し続ける。CharterはDisneyとの再送信契約の時に契約するチャンネルを減らす代わりにストリーミングサービスのDisney+とESPN+をケーブルTV加入者に対して無償で提供することを可能にした。CharterはParamount Globalとの契約更新でも同様にParamount+とBET+を加入者に無償で提供する権利を得た。対象となるCharterのSpectrumケーブルTVパッケージへの加入者は追加料金無しでこれらのストリーミングサービスを見ることが可能になる。Charterは今後のNBCUとWBDとの交渉でも同様な提案をするであろう。PeacockとMaxも加えることが出来れば、ケーブルTVとSVODがのスーパー・バンドルになる。

Disneyは自社のサービスのHuluとDisney+、それにHulu、Disney+、ESPN+のバンドルをしているが、WBDとの協力で、夏からDisney+、Hulu、Maxのバンドルを提供する。価格はまだ発表されていない。Disney、WBD、それにFoxはVenu Sportsと呼ばれるスポーツのストリーミングを提供するジョイントベンチャーを作っている。秋にスタートの予定のこのサービスとHulu、Disney+、Maxのバンドルも提供されすかも知れない。

Comcastは他のTVネットワークと協力するのではなく、Peacock、Netflix、それにApple TV+のバンドルの提供を開始した。バンドルはXfinity SteamSaverと呼ばれ、ComcastのケーブルTV、あるいはブロードバンドへの加入者に対して$15で提供される。それぞれのサービスに別々に加入すると$25(Peacockが$6、Netflixが$7、Apple TV+が$10)になるので、35%の割引になる。PeacockとApple TV+に加入する金額で、Netflixがただになる計算だ。Peacockは7月から$8に値上げになる。もし、StreamSaverが値上げにならない場合の割引は40%になる。されに、ComcastのNow TVを加えたバンドルは$30で提供される。

Hulu、Disney+、Maxのバンドル、それにStreamSaverの2つに加入するとAmazon Prime VideoとParamount+以外の全部の主要なSVODサービスが利用可能になる。これで、チャーンは大きくと減るであろうか。

Targetもディスク販売から撤退

大手家電チェーンのBest Buyが昨年にDVD、Blu-rayの販売から撤退したのに続き、量販店チェーンのTargetも今年末までに全店舗、それにオンラインでもディスクの販売を終了することを発表した。これにより、大手小売りチェーンでディスクを扱っているのはWalmartだけになるが、Walmartはディスク販売のスペースを20%削減している。Digital Entertainment Groupによるとディスクの販売とレンタルの規模は2022年の$20.9億から2023年は$15.6億に減っている。


Digital Entertainment Group

Huluの価格

DisneyとComcastはまだHuluの価値に合意することが出来なく、Comcastへの支払額を決めるために3つ目の査定を依頼することになった。DisneyとComcastがそれぞれ選んだ金融アドバイザーの査定額が10%以内であれば、その平均を取り、DisneyはComcastから買ったHulu株に対して評価額の33%を支払う予定であった。Disneyのアドバイザー、JPMorgan Chaseの評価額は2社の契約にある最低額と同じ、$275億であったのに対し、ComcastのアドバイザーのMorgan StanleyはHuluの価値は$400億と査定した。次は第3の査定者として、RCB Capitalが査定を行い、その評価額と$275億、あるいは$400億の近い方との平均が最終額になる。RBC CapitalはHuluの技術プラットフォーム、コンテンツ、それにバンドリングの効果力等を評価し、年内に評価額を提出する。