FASTの成長は鈍るがチャンネルは増加

アメリカのFASTサービスの視聴は2022年に大きな成長をしたが、鈍り始めている。Amagaiによると、アメリカとカナダでのFASTサービスの視聴時間の増加は2023年Q3から2024年Q4では14%、広告インプレッションの増加は17%であった。世界的には視聴時間は42%増え、広告インプレッションは35%増えている。しかし、アメリカでのFASTチャンネル数は増え続けている。調査アナリストのキャビン・ブリッジによると4月のチャンネル数は1年前からから47%増え、1,943チャンネルになっている。

ブルズ等が独自のサービスに移行

シカゴのブルズ(NBA)、ホワイトソックス(MLB)、ブラックホークス(NHL)の3チームはComcastの地域スポーツネットワークのNBC Sports Chicagoから離れ、独自ネットワークのChicago Sports Networkを設立し、10月からストリーミングでの配信と地上波での放送を開始する。全米放送されない3チームの試合は有料でストリーミングされ、一部の試合は地上波局所有会社のStandard Mediaの局が地元地域で放送する。ストリーミングはブルズとホワイトソックスのオーナーのジェリー・ラインズドルフがSinclairから買収したStadiumが行う。

LPTVチャンネルの変更が可能になる

2010年にFCCはテレビ放送帯域の再編成の為に低出力局と中継局の開局申請、チャンネルの変更等を一時停止した。放送競売後のリパックは完了したが、停止は解除されることなく、現在も続いているが、再開への一歩として、8月20日からチャンネル変更の受付を再開する。審査は受付順で行われる。局の移転、新規開局等の申請も後日、再開する予定である。

T-MobileがUScellularを買収

T-Mobileは21州でモバイルサービスを提供しているUScellularの450万の顧客、その店舗、それに帯域の30%を$44億で購入することに合意した。売却後もUScellularは2100の基地局を所有し、その利用権をT-Mobileにリースする。T-Mobileの戦略は買収による成長で、2020年にSprintを買収しており、5月にMVNOのMint Mobileの買収も完了させている。UScellularの買収にはFCCと司法省の許可が必要になる。

Maxが値上げ

Warner Bros. DiscoveryのMaxの広告無しプランが$1値上げになった。広告付きは$9.99のままだが、通常の広告無しプランは$16.99、Ultimate(4K)が$20.99になった。これにより、通常の広告付きプランではMaxがHuluの次に高価なSVODになった。4KのプランとしてはNetflixのPremiumが$22.99で最も高価である。調査会社のAntennaによると、加入している期間が長い人が最も多いサービスはNetflixで、加入者の67%は6ヶ月間以上加入している。逆に加入している期間が短い人が多いサービスはMaxとApple TV+で、Maxの加入者の72%は6ヶ月以下の加入である。


各社(Peacockの価格は7月の値上げ後)