欧州: アナログ停波

  • ロシア: ロシア政府は2015年にアナログ停波を予定しており、2011年からデジタルチューナが内蔵されていないTVの販売は禁止になる。政府はアナログ停波の為に、デジタルTVコンバーター(STB)を低価格、あるいは無料で提供する計画は無いと発表している。
  • フランス: 1月31日と2月1日にノール・パ・ド・カレーとオート・ノルマンディー地域で、アナログ停波が完了した。デジタル移行を運営しているTele Numeriqueによると、アナログ放送を受信し、TVが見られなくなった世帯は61,000であった。

成長する南米の有料放送

  • ブラジルにおける有料放送への加入世帯は2006年から2010年で2倍以上の成長を見せている。ブラジルのAgência Nacional de Telecomunicações(Antel)によると、同国の2010年の有料放送への加入世帯数は9,768,993で、2009年より、2,295,517世帯の成長を見せ、2010年の成長率は30.7%であった。
加入世帯 増加世帯数 成長率
2006 4,583,125 406,767 9.70%
2007 5,348,571 765,446 16.70%
2008 6,320,852 972,281 18.18%
2009 7,473,476 1,152,624 18.24%
2010 9,768,993 2,295,517 30.72%

Agência Nacional de Telecomunicações

  • コロンビアの有料TVへの加入世帯数は2009年の320万世帯から、2010年は351万世帯に成長した。DirecTV ColumbiaとColumbia Telecommunicacionesの2社が参入している衛星放送分野が特に大きな成長を見せ、そのシェアを2009年の11.6%から2010年では16.4%に伸ばした。

CES 2011でのトレンド

CES 2011の参加者数は140,000人で、不況前のレベルに回復をした。2009年の参加者数は113,000人、2010年は120,000人であった。2011年の海外からの参加者数は30,000人で、過去最大であった。

2011年CESでのThe Compassに関係するトレンドとしては、コネクテッドTV、モバイルデバイスとTVの連携、それに権利処理の3つが大きな物であった。

コードカッティングの動き

多チャンネル事業者、多チャンネルネットワークはコードカッティング(多チャンネルサービスからの脱会)が起きている事を否定しているが、スポーツ専門の多チャンネルネットワークのESPN(Disneyの子会社)も、コードカッティングは起きていないとの見解を発表した。ESPNがNielsen社の過去3ヶ月間のデータを使って行った分析によると、ブロードバンドサービスを継続し、マルチチャンネルサービスだけを止めた世帯は、全体の0.28%でしかなかった。同じ時期に、これまでは地上波受信のみの世帯で、新たに多チャンネルとブロードバンドの両方に加入した世帯は0.17%あった。その為、実際のコードカッティング率は0.11%でしかなく、多チャンネルサービスを止め、ブロードバンドビデオに移行するトレンドは無いと結論付けている。

FCCがネットワーク中立性規制を可決

12月23日にFCCは3対2で、ネットワーク中立性を規制化した。規制の大きなポイントは:

  • 透過性: ブロードバンド事業者は、ネットワーク管理内容を含め、消費者が知的な決定を出来るようなサービスに関する情報を提供する必要がある。
  • 妨害禁止: ブロードバンド事業者は、妥当なネットワーク管理の範囲内で、合法なコンテンツ、アプリケーション、サーボス、デバイスへのアクセスを妨害してはならない。
  • 不適当な差別禁止: ブロードバンド事業者は、合法なネットワーク・トラフィックに対し不適当な差別をしてはならない。妥当な範囲のネットワーク管理は、不適切な差別にはならない。

3対2の内訳は、ジェネカウスキー委員長を含めた、民主党の3委員が賛成、共和党の2委員が反対であったが、民主党のマイクル・コップス委員も今回の規制の内容に関しては批判をしており、否決になる可能性もあった。