- ポーランドは11月7日に同国西部のルブシュ地方でのアナログ停波を行った。ワルシャワのアナログ停波は2013年3月に予定されており、2013年7月に同国のアナログ停波が完了する。ポーランドの世帯の22%はデジタル放送を受け、約50%がデジタル対応になっている。
- インドのチェンナイのアナログ停波は延期になった。デリー、ムンバイ、コルカタと共に10月31日にアナログ停波を完了させる予定であったが、ケーブルTV事業者のデジタル移行が遅れており、デジタル移行を行った場合、300万の世帯が視聴不可能になる可能性があり、12月まで延期になった。
国際: インターネットビデオ
- イギリスのTalkTalkが提供するIPTVサービスへの加入世帯数が29,000世帯になった。TalkTalkは、無料のYouView対応のSTB、70のFreeViewチャンネルへのキャッチアップ、VOD、Sky Sports等のプレミアムコンテンツへのアクセスを提供している。
- イギリス、ドイツ、フランスの3カ国で、GoogleはそのGoogle Playで音楽、映画、TV番組の提供を開始した。
ケーブルTVの: 暗号化禁止規制の解除
FCCは5対0で、ケーブルTV事業者に対する地上波再送信時の暗号化禁止規制を解除した。これまで、ケーブルTV事業が地上波局の再送信を行う際、その信号を暗号化する事は禁止されていた。これにより、地上波だけの視聴であれば、STBを使わずに放送を見る事が出来た。アナログケーブルであれば、NTSCチューナのテレビ、デジタルケーブルでもクリアQAMチューナ内蔵のテレビであれば、STB無しで地上波再送信は見ることが出来る。
暗号化はされていないので、不法にケーブル網にテレビを繋げば、簡単に地上波を見ることが出来る。地上波の再送信は義務(Must Carry)に基づき、ケーブルTV事業者に無償で提供されてきた時代では、地上波が契約無しで見られてもケーブルTV事業者への損害は大した事ではなかった。だが、現在では主要の地上波局は、多チャンネル事業者に対して再送信料を請求している。ケーブルTV事業者に取り、地上波は有料なコンテンツであり、不法での視聴は損害になる。
Huluの利用が減少
ComScore、Wedbush Securities、Nielsen等のデータによるとHuluの利用が大きくと減っている。WedbushがComScoreの統計を使って行った分析では、今年の3月にHuluが配信したビデオの合計時間は1.56億時間であったのが、8月の時点では58%も少ない6500万時間に減っている。
ComScoreが毎月発表しているオンラインビデオサイトのトップ10リスト(ユニーク利用者ベース)では、3月のHuluの月間ビデオ配信本数は10.1億本で、Googleの157.5億本に続く2位であった。ユニーク利用者数としては3110万人で、10位にランクされていた。それが、8月では10位外に落ちている。ComScoreは、Huluのビデオ本数のシェアは、3月の3.9%から、8月には1.5%に落ちたと報告している。
ストリーミングの目的はキャッチアップ
TVGuide.comが2,306人に対して行った調査によると、TV視聴者の42%は、昨年以上にストリーミングビデオを見ていると答えている。そして、73%はTV番組をストリーミングで見る目的は見逃したエピソードにキャッチアップするためだと答えている。10%は、TV番組をストリーミングする理由は、多チャンネルサービスを止めたため、8%は多チャンネルサービスの利用を減らしたためと答えている。この調査では、TV番組のストリーミングはコードカッティングの大きな理由にはなっていない。
しかし、キャッチアップが増えている事は、プライムタイムでのTV視聴にインパクトを与えている。GfK社のデータによると、13歳から32歳のプライムタイムでのTV視聴は4年前から大きくと減っている。2008年の調査では、13歳から32歳の層における午後8時から9時にしている事として、テレビのライブ視聴は82%であったのが、2012年の調査では57%に減っている。その代わりに、同じ時間帯のタイムシフト視聴は15%から28%に増え、ストリーミングでの視聴は0%(調査対象ではなかった)から12%に増えた。
33歳から46歳では、8時から9時にしている事としてテレビ視聴が4年前は80%であったのが、65%に減った。タイムシフト視聴は21%から26%に増え、ストリーミングは2012年で3%であった。
