TWCもクラウドUIを導入

Comcastはその次世代プラットフォームのX1でクラウドベースのユーザインタフェース(UI)の採用をしているが、Time Warner CableもクラウドUI導入の準備として、シラキュース市(ニューヨーク州)でテストを開始した。テストはTWCのSignature Home Serviceと呼ばれる月額$200のハイエンドのサービスに加入している世帯を対象に行われ、シラキュース市に続き、ニューヨーク市とロサンジェルスにテストは拡大される。

TWCもX1と同様にNetflix、Hulu等のビデオサイトで採用されているグラフィカルなUIを使い、高度な検索機能、パーソナライズされたレコメンデーション機能等が提供される。UIはTWCが新たに導入するQAMとIPのハイブリッド型ゲートウェイで最初に導入される。このゲートウェイは、6つのチューナを搭載し、1 TBの録画容量を持ち、QAMをリアルタイムにIP変換しする事が出来る。IPベースの子機をつなぐことで、別室から放送されている番組と録画されている番組をアクセスする事が出来る。また、ゲートウェイは、タブレット、Roku、スマートTV等からもアクセスする事が出来る。

CoxのIP同時再配信

Cox Communicationsはコンピュータ向けへの番組のIP同時再配信を開始した。CoxはそのCox TV Connectで、90以上のチャンネルをiPad、iPhone、Kindle Fire、Google Nexus、Samsung Galaxy Tabletを対象に提供をして来たが、新たにブラウザーのサポートも開始した。Cox TV Connectは90以上のチャンネルに加え、DVRのリモート管理機能を提供している。Coxはアプリのアップグレードを予定しており、新しいアプリではVODのアクセスも提供する。

Coxはまた、オレンジ郡(カリフォルニア州)でFanhattanのストリーミング・メディア・プレーヤ、Fan TVを使ったIPベースのサービス、FlareWatchのテストを開始している。月額$35のサービスは、97つのリアルタイムのチャンネル、それに30時間のネットワークDVRを提供する。Coxのケーブルモデム利用者が対象だが、Coxの多チャンネルサービスに加入する事無く、ESPN、Disney、Discovery等のチャンネルを見る事が出来る。ケーブルTV事業者として、ケーブルTVサービスに加入していない世帯にビデオサービスを提供する事としては初めてである。

ComcastのWiFi戦略

Comcastは同社のケーブルモデム・サービスの利用者に設置されているWiFiゲートウェイをホットスポットとして使うことで、そのWiFiホットスポットの規模を拡大する。Comcastは現在設置されているWiFiゲートウェイのファームウェアをアップグレードする事で、家庭では利用しているとは別のホットスポット専用のSSIDを使えるようにする。ComcastはSSIDも、ホットスポット向けのケーブルモデムの帯域も別であり、家庭での利用には全く影響を与えないとしているが、ファームウェアのアップグレードと共に、加入世帯に通知を送り、ホットスポットとして使うことから自体可能にする。同社は現在、ペンシルバニア、ニュージャージ、バージニア、ワシントンDCの一部でテストされており、6ヶ月以内に100万以上のゲートウェイのファームウェア・アップグレードを完了させる予定。WiFiホットスポットには15~20 Mbpsの速度が提供される。

TiVoのセカンドスクリーン・アプリ

TiVoはそのDVRをSuddenlink、RCN等の中小事業者ケーブルTV事業者経由で提供することで利用者を伸ばしている。中小事業者はTiVoを採用することで、高度なUI、EPG、ウェブコンテンツへのアクセス、マルチルーム等の機能を自社で開発する事無く、提供出来る。TiVoは新たな機能としてケーブルTV事業者向けにセカンドスクリーン・アプリケーションを開発した。このセカンドスクリーン・アプリは、TiVoを利用していない世帯でも使え、TiVoが提供するEPG情報から番組を探すことを可能にする。TiVoを利用している世帯では、セカンドスクリーン・アプリでTiVo DVRのコントロールをする事が出来る。また、TiVoで受信、あるいは録画した番組をIPで再配信する事を可能にするTiVo Streamを持っている世帯は、録画したコンテンツをセカンドスクリーン・アプリに送り、保存し、ネットワークアクセスが無い環境で再生する事も可能にする。

TiVoはまた、新たにAtlantic Broadband社と契約した事も発表した。Atlantic Broadbandは、セカンドスクリーン・アプリを含めた、TiVoのソリューションを今年の秋までにその加入者に提供開始する。

DISHが固定無線通信をテスト

DISH NetworkはSprint、それにClearwireの買収を諦めたが、ブロードバンド・サービスの提供を諦めた訳ではない。同社は多くの帯域のライセンスを持っており、その一部である2.5 GHz帯を使った固定無線ブロードバンドのテストをnTelosとの共同でバージニア州の田舎で開始した。これまでの2.5 GHzを使ったサービスは宅内アンテナを使ったため、十分な性能を出すことが出来なかったが、DISHとnTelosは屋外にアンテナとルーターを設置している。DISHは、20 Mbpsから50Mbpsの速度が出ていると報告している。