多チャンネル加入者の減少

これまで加入者を増やしてきたデジタル衛星放送(DBS)のDirecTVが、第2四半期では84,000世帯を失った。競合のDISHは78,000世帯を失っている。しかし、両者共にAPRUは増えている。DirecTVのARPUは4.6%増え、$98.73になり、DISHのARPUは$77.59から$80.90に増えた。

Moffett Research社によると第2四半期にケーブルTV事業者は合計で591,000世帯を失っている。ケーブルTVとDBSは合計で753,000世帯を失った事になる。AT&TとVerizonは合計で、373,000世帯を増やしたが、多チャンネル業界全体では380,000世帯を失った事になる。
第2四半期は1年の中で最も多チャンネルサービスへの加入者数が少ない期であり、減少があっても不思議ではない。しかし、これまで加入者を失わなかったDirecTVの加入者が減ったこともあり、インターネットビデオの普及によるコードカッシングがまたも話題になっている。

スポーツチャンネル

アメリカの多チャンネルにおけるスポーツ専門チャンネルはESPNのほぼ独占である。地上波では、ABC、CBS、NBC、Foxがスポーツ中継はでも争っているが、多チャンネルにおけるスポーツ全般チャンネルはESPNだけであった。ESPN(Entertainment and Sports Programming Network)は1979年に放送を始めた、多チャンネルネットワークのパイオニアの1つであり、1984年にABCが80%のシェアを得ている(20%はHearst Corporation)。ESPNは、ESPN2、ESPN Classic、ESPNews、ESPNU、ESPN Deportes等のチャンネルも持っている。ESPNはライセンス料が最も高いチャンネルである(1加入世帯、月$5以上)。

しかし、状況は大きくと変わり始めている。スポーツは以前から放送の重要なコンテンツであったが、その重要性は増している。テレビドラマは、Hulu、Netflix、Amazon等のOTTビデオのサービスで見る事が出来る。これらOTTビデオのサイトは再放送ドラマだけでなく、オリジナルの番組も提供し始め、テレビネットワークに対する競合になっている。しかし、これらのサイトでスポーツ中継を見ることは出来ない。野球、フットボール等のメージャーなスポーツを見るのには、テレビ放送が必要であり、多くの試合を見るには、多チャンネルサービスへの加入が不可欠になっている。

CBSとTWCが和解

CBSとTime Warner Cable(TWC)の再送信ライセンス料を巡る争いは、TWCがCBSの再送信を止めた4週間後にやっと解決した。ニューヨーク、ダラス等のTWCの加入者は4週間、CBSの再送信を見る事が出来なかった。TWCは一部の加入者には地上波アンテナを無料で配るなどをしていた

CableLabsとCableLabs Europeが合併

ルイビル市(コロラド)にあるケーブルTV業界の共同研究開発組織のCableLabsは、欧州のCable Labs Europeと合併し、さらにアジア、ラテンアメリカのケーブルTV事業者をそのメンバーに加えた。CableLabsは昨年6月に元Hewlett-PackardのCTO、Phil M

FCC: 放送ライセンス料の変更

FCCは2014年のテレビ局のライセンス料を更新し、VHF局とUHF局の料金を同じにした。これまで、UHF局のライセンス料はVHFより安く設定されていた。しかし、デジタル移行でこの価格設定は陳腐化していた。FCCはまた、デジタルとアナログの両方で放送している低出力局に対して、2つのライセンス