Netflix: オリジナル番組の効果

RBC Capital Marketsは1,078人のインターネット利用者を対象としたNetflixのオリジナル番組に関する調査結果を発表した。加入者を増やす効果としては、オリジナル番組の価値は高くない。RBCの調査では、オリジナル番組が加入に与えた影響が大きいと答えたのはたったの7%であり、74%はオリジナル番組の影響は無かったと答えている。しかし、これはNetflixがオリジナル番組を続けていく事で、増えていく可能性がある。Netflixも最初のオリジナル番組のHouse of Cardsにより、増えた加入者は大した事は無かったが、3つ目のArrested Developmentでは影響が見えたと発表している。

オリジナル番組はリテンションには大きな効果を持っている。Netflix加入者の43%は、オリジナル番組がある事はサービスを継続する上で影響があると答えている。64%のNetflix利用者は過去3ヶ月以内にオリジナル番組を見ており、20%はNetflixでの視聴の半分はオリジナル番組だと答えている。63%のNetflix利用者はサービスに満足していると答えており、昨年の57%より満足度は増えている。63%は最低3ヶ月間はNetflixのサービスをキャンセルする事は無いと答えている。

オリジナル番組は利用者の満足度を増やし、脱退の可能性を低くしている。問題は、そのコストである。番組を制作するコストは高価である。満足度が増していると言っても値上げをする事は難しい。RBCの調査では16%の加入者はもしも料金が$1値上がっただけでもNetflixを止める可能性は高いと答えている。

オンライン視聴とまとめ視聴

NetflixはHouse of Cards等のオリジナル番組の配信で、通常の放送の様に1話づつ、小出しにするのではなく、1シーズン分(13話前後)をまとめて公開している。これを週末の間に全部見てしまう人が増え、「Binge Watching」と言う言葉が生まれている。Bingeとは「乱用」の意味で、Binge Drinkingは深酒、Binge Eatingは過食である。1つの番組を見続ける視聴形態は、オンラインビデオでは、当たり前になっている。Nielsenが発表した調査結果では、Netflix利用者の88%、Hulu利用者の70%は、同じ日に1つの番組を3話以上視聴すると答えている。

Piksel(KIT Digital)が400人を対象に行なった調査でもまとめ視聴が当たり前になっている事が明らかになっている。「Binge Watchingをするか」に対しての答えは、下記の様になっている。

  • 番組はまとめて視聴し、出来るだけ早く見終わる: 16%
  •  数日に1、2話を見る: 16%
  • 上記の両方をしている: 62%
  • まとめ視聴はしない: 6%

また、64%はオンラインでの番組配信の携帯として一度に全話を公開する事を好むと答えている。テレビと同様に週に1話が良いと答えたのは13%で、23%はどちらでも良いと答えている。(http://piksel.com/2013/09/the-2013-piksel-binge-viewing-survey/)

ストリーミング視聴の方法

NielsenがNetflix、それにHulu Plusの利用者がそれぞれどのデバイスでコンテンツを視聴しているかの調査結果を発表した。コンピュータでの視聴は減り、モバイル電話とタブレットでの視聴が大きくと増えている。
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Nielsen

ABC: セカンドスクリーンは邪魔

テレビ番組へのエンゲージメントを増すツールとしてモバイルデバイスを使ったセカンドスクリーンに対する関心が高いが、ABCはセカンドスクリーンのサービスを行わないことを発表した。ABCは最初にインターネットでのテレビ番組の配信を行い、インターネットでの地上波の同時再配信にも一番乗りをし、先進的な事で知られており、セカンドスクリーンのテストも行ってきた。しかし、大した効果は無く、逆に視聴の邪魔になる場合もありとして、ABCは採用を見合わせた。ABCは、セカンドスクリーンはスポート、ニュース、リアリティーショー、ライブ・イベント等では、エンゲージメント効果があるが、マネタイズがしにくいと語っている。

広告中にツイートが増えるか

ツイートの内容にはテレビ番組に関する物が多いが、番組の放送中と広告時間ではツイートの数に違いがあるのか。番組中は、テレビを持ており、ツイートの多くは広告中に行われているとの推測があったが、SocialGuide(Nielsenの子会社)が発表した統計はこれを否定している。SocialGuideは59の番組時に起きたその番組に関するツイートを分析したが、どの番組ジャンルでも広告中にツイートが増えている事は無かった。例えば、スポーツ中継では放送時間に広告が占める割合は平均24%で、広告時間中のツイートは放送時間中全ツイートの25%を占め、殆ど同じであった。

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SocialGuide(Nielsen)