FCC: ネットワーク中立性の再規制化

FCCのTom Wheeler委員長は、ネットワーク中立性規制が違法と判断された事に対し、控訴はしないが、新たな規制案を夏までに作成すると発表した。Wheeler委員長は、FCCがISPに対してネットワーク中立性の規制をする事に対する権限として1996年通信法の項目706を使う事を検討している。項目706は高度電気通信がアメリカ国民に対して適切な提供が行われているかをFCCが判断し、必要に応じて規制化を行う事を許可している。ワシントンDC裁判所は、ネットワーク中立性自体は違法と判断したが、項目706の権限は有効と判断した。しかし、項目706はサービスが普及するように適切な行動を事業者が取っているかに対する権限であり、優先接続が普及の妨害になっていると判断出来るかは不明である。より確実に規制権限を得る方法はブロードバンドサービスも電気通信法のタイトルIIに定義されるコモンキャリアとして再定義する方法であるが、これに対しては大きな反対が出る事は確実である。

ホワイトハウスはFCCがネットワーク中立性規制を作りなおすことに対して賛成をしているが、FCCの共和党系委員のPai氏とO’Riely氏は反対を表明している。BitTorrentのトラフィックを妨害し、一時はネットワーク中立性の主役であったComcastは、Time Warner Cableとの合併上、FCCには楯突かないほうが良いと判断したのか、項目706を使ってのネットワーク中立性規制に賛成すると語っている。

NetflixとComcastが接続契約

NetflixとComcast等のISP事業者は回線の接続で以前から争いをして来たが、NetflixはComcastに対して接続料を払うことで契約した。その数日前に、Wall Street Journal紙は、VerizonとNetflixが同様な問題で争っている事をニュースにした。Netflixは、Verizonがトラフィックを遅らせているとWall Street紙に語った。この接続問題はVerizon等のブロードバンド事業者がそのラストマイルでNetflix等のサービスを後回しにしているかのネットワーク中立性問題では無くISP同士のピアリングの問題で、ビデオ配信以外でも以前から問題があった。

Aereoがユタ州で敗訴

ユタ州の第10控訴裁判所はFoxの訴えを認め、Aereoのサービスに対して停止命令を下した。第10裁判所はユタ州以外にオクラホマ、カンザス、ニューメキシコ、コロラド、ワイオミング、それにモンタナとアイダホの一部を含むイエローストーン国立公園に対して権限がある。Aereoは8月にユタ、11月にデンバーでサービスを開始しており、これら2つのサービスを停止命令の対象になる。このAereo対地上波ネットワークは、4月に最高裁で争われる事になる。

スマートTVのリーダーはSamsung

Strategy Analyticsによると、2014年第4四半期のスマートTV市場におけるトップベンダーは引き続きSamsungであった。SamsungのスマートTV市場でのシェアは26.4%で、前年同期の25.4%から1%増えている。LGがSonyを抜き2位になっている。Sonyは1.4%のシェアを失い、3位になっている。フラットパネル市場でもSamsungは1位で21.1%のシェアがある。2位はLG(13%)、3位はTCL(6%)、4位はSony(6.2%)、5位はHisense(5%)となっている。

世界のス マートTV市場のベンダーシェア

ベンダー

12年4Q

13年4Q

シェア増減

Samsung

25.4%

26.4%

+1.0%

LG

11.9%

14.4%

+2.5%

Sony

15.7%

14.3%

-1.4%

Panasonic

7.7%

7.0%

-0.7%

Sharp

5.6%

4.9%

-0.8%

その他

33.6%

33.0%

-6%

Strategy Analytics

4Kパネルのリーダーは台湾

NPD DisplaySearchによると2014年における4Kディスプレイ向けパネルの生産では台湾のInnoluxとAUOがリーダーになる。現在、4Kテレビは高価な製品であるが、低価格の4Kテレビの普及で台湾のパネルメーカーのシェアが増えていく。NPD DisplaySearchによると2014年の4Kパネルのシェアは台湾のInnoluxとAUOが合計で58%、韓国会社(SamsungとLG)が25%、中国のChinaStarとBOEの合計シェアが14%となる。SamsungとLGが製造する4Kパネルの多くは自社ブランド向けになり、特にSamsungの場合は60%近くは自社ブランド向けになる。これに対して、台湾、中国パネルメーカーの主要な納入先はHisense、Skyworth、Konka、TCL等の中国系のテレビメーカーになり、低価格の4Kテレビに使われる。NPD DisplaySearchは、Innoluxの57%、AUOの56%、BOEの70%、ChinaStarの90%は中国系の6大テレビメーカーへの出荷になると予想している。
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NPD DisplaySearch