FCCのTom Wheeler委員長は、ネットワーク中立性規制が違法と判断された事に対し、控訴はしないが、新たな規制案を夏までに作成すると発表した。Wheeler委員長は、FCCがISPに対してネットワーク中立性の規制をする事に対する権限として1996年通信法の項目706を使う事を検討している。項目706は高度電気通信がアメリカ国民に対して適切な提供が行われているかをFCCが判断し、必要に応じて規制化を行う事を許可している。ワシントンDC裁判所は、ネットワーク中立性自体は違法と判断したが、項目706の権限は有効と判断した。しかし、項目706はサービスが普及するように適切な行動を事業者が取っているかに対する権限であり、優先接続が普及の妨害になっていると判断出来るかは不明である。より確実に規制権限を得る方法はブロードバンドサービスも電気通信法のタイトルIIに定義されるコモンキャリアとして再定義する方法であるが、これに対しては大きな反対が出る事は確実である。
ホワイトハウスはFCCがネットワーク中立性規制を作りなおすことに対して賛成をしているが、FCCの共和党系委員のPai氏とO’Riely氏は反対を表明している。BitTorrentのトラフィックを妨害し、一時はネットワーク中立性の主役であったComcastは、Time Warner Cableとの合併上、FCCには楯突かないほうが良いと判断したのか、項目706を使ってのネットワーク中立性規制に賛成すると語っている。
