スイスの会社で、CASのNagravision、インタラクティブTVのOpen TV等を持つKudelski GroupはノルウェーのTelenor GroupからConax部門を買収した。ConaxのCASはノルウェーのCanal Digital、インドのDish TV、オランダのKPN等85カ国の380事業者が採用をしている。買収額は約1.6億ユーロ。
MicrosoftとOoyalaが協力
ビデオストリーミングとその分析のプラットフォームを提供するOoyalaはそのサービスを広めるためにMicrosoftと協力する事を発表した。OoyalaはMicrosoftのAzure Media Serviceをクラウド配信として勧め、MicrosoftはOoyalaを推奨オンラインビデオ事業者として指定する。OoyalaのプラットフォームはアメリカのESPN、Univision、メキシコのCNN Expansion、Medio Tiempo、オーストラリアのTelstra等が採用している。
ComcastがTWCを買収
Comcastによる452億ドルでの買収案にTime Warner Cable(TWC)が合意した。TWCの買収に対しては数社が関心を示していた。Comcastもその1社だが、ケーブルTV業界の最大手が同じ業界の2位の会社を買収する事は簡単には許可されない。TWC買収に最も積極的に動いていたのはCharterで、最初はComcastもCharterに協力をすると発表していた。以前にComcastとTWCが共同でAdelphiaを買収したように、2社で買収して地域を分ける考えで、Comcastはニューヨークとノースカロライナを欲していた。2社での共同買収の方が、FCCと司法省の許可も得やすい。しかし、CharterはTWCを怒らせ、最終的には言い争いになっていった。ComcastはCharterが主役ではTWCを買収する事は不可能と判断し、独自の買収に動いた。
オンラインビデオの視聴
Adobe Digital Indexによると、2013年12月のオンラインビデオの視聴プラットフォームは、コンピュータが76.7%、スマートフォンが13%、タブレットが9.6%、その他(コネクテッドTV)は0.3%であった。その他の0.3%は低すぎるように見えるが、この統計はビデオ再生開始の回数であり、コンテンツの配信時間ではない。ビデオの長さが30秒でも2時間でも関係無く、長編が主体のコネクテッドTVのシェアは低くなる。タブレットの成長がスマートフォンより低いのも、タブレットでは長編ビデオの視聴が多いためである。重要な事は、2012年12月の時点では、コンピュータが84.6%であり、コンピュータのシェアは大きく減っていることだ。
NBCのオリンピック配信
NBCUniversalはロンドンオリンピックと同様にソチでも全試合をインターネットで配信した。配信は、ウェブサイトのNBCOlympics.comとiOS、AndroidアプリのLive Extraで行われた。Live Extaはロンドンオリンピック時のアプリが発展した物で、多チャンネルネットワークのNBC SportsのTV Everywhereアプリとして、プレミアリーグの全試合含め、数多くの試合が中継されている。また、ロンドンオリンピックの時と同様にハイライトはYouTubeチャンネルでも配信された。
テレビでの放送はNBC以外、多チャンネルのNBC Sports、その他のNBCUniversal系ネットワークで放送された。NBCでの平均視聴者数は2140万人で、2006年のトリノオリンピックより6%増えたが、2010年のバンクバーより12%減った。しかし、インターネットでの配信は、ユニーク視聴者は6180万人で、バンクバーの時より29%増えた。総配信時間は1080万時間で、バンクバーの350万時間の3倍以上となった。ユーザあたりの平均視聴時間はウェブで111.4分、アプリで94.3分であった。
競技の配信はTV Everywhereで、NBCUniversalと契約のある多チャンネルサービスに加入をしていないと見ることは出来ない。しかし、配信されたビデオの80%はTV Everywhereの視聴であり、これはロンドンオリンピックを大きくと上回った。もっとも視聴が多かったのはアメリカ対カナダの男子アイスホッケーの試合で、212万人が見た。これはTV Everywhereで配信されたコンテンツとして最大の視聴者数である。
NBCUniversalがソチオリンピックのテレビ放送で得た広告収入は8億ドルであった。これに対して、インターネット配信で得た広告収入は5000万ドルでしか無い。
