LGがConnect SDKを公開

LGはスマートフォンのアプリからコンテンツをTVに配信する規格、Connect SDKを公開した。Connect SDKはGoogleのChromecastの様な機能をChromecastだけでなく、スマートTV、それにRoku、Fire TV等のストリーミングプレーヤ(iSTB)で利用可能にする。LGは自社の旧式の2012年のスマートTVだけでなく、Roku、それにFire TVでもConnect SDKが使える事をデモしている。Connect SDKはGoogleのCast SDK、DIAL、DLNAを含み、Connect SDK対応のモバイルアプリを提供する事で、様々なテレビにコンテンツを配信する事を目的にしている。問題は、AirPlayを持つApple、それにそれぞれ独自の技術を使っている他のスマートTVメーカーが採用するかである。

TiVo加入者が450万に達する

TiVoの加入者の増加は続いており、第1四半期で450万世帯に達した。TiVoはケーブルTV事業者向けのサービスを2011年に開始し、現在では世界で15のオペレーターがTiVoのSTBを提供している。アメリカでは、Suddenlink、RCN、Grande、Atlantic Broadband、General Communications、Astound、Cable One、Blue Ridge Communications、Mediacom、Medcontinent、Vyve、Wave BroadbandがTiVoのDVRを提供している。また、海外ではVirgin Media(イギリス)、ONO(スペイン)、Com Hen(スカンジナビア)がTiVoとの契約がある。

TiVoのDVRはインターネットとのハイブリッドで、YouTube、Netflix等のアプリがあるが、Netflix等の有料ストリーミングサービスは多チャンネルオペレーターが提供するTiVoでは通常は利用出来ない。しかし、NetflixはVirginとCom Henと契約し、利用を可能しており、新たにアメリカでもAtlantic Broadband、Grande Communications、それにRCNと契約に達した。

RoviのクラウドEPG

Roviはウェブ、スマートTV、タブレット、iSTB等のコネクテッドデバイスで番組ガイドを提供する為にHTML5版のサービスを発表した。CableCARDを持たない、DTAを開発しているEvolution Digital とEntone社がこのサービスを使い、インターネット接続したDTA向けにEPGを提供する。

iControlがBlacksumacを買収

Comcast、Time Warner Cable、Cox Communications、Rogers(カナダ)等のケーブルTV事業者が提供しているホームオートメーション&セキュリティーサービスのベースになっているiControl社がカナダのスターアップ会社、Blacksumacを買収した。Blacksumacは2012年にクラウド・ファンディングでスタートした会社で、Piperと呼ばれる製品を販売している。$239のPiperはHDカメラとモーションセンサーを内蔵したスタンドアロンで使えるデバイスで、留守中に動きを感知した場合、サイレンを鳴らし、録画、通知などをする事が出来る。また、Z-Wave対応の各種センサーと組み合わせたり、あるいは複数のPiperをネットワークしてより高度な監視をする事が出来る。

ComcastとAppleの交渉の背景

Appleがリニア番組の配信をするためにComcastと交渉をしているとの噂が出ている。AppleとTime Warner Cableは、TWCが行っているケーブルTVチャンネルのブロードバンドでのサイマルキャストのサービスで、タブレット、ゲーム機、Roku等に加えて、Apple TVも利用可能にする為の話し合いをして来た。ComcastによるTWCの買収が予定されている中、Comcastと同様な交渉をする事は不思議ではない。どの様な交渉がされているかは分からないが、この背景には3つの大きなポイントがある。

1つはリニア放送の重要性とその為の契約の難しさである。再利用コンテンツのストリーミングのサービスは誰でも提供をする事が出来る。金があれば、Netflixの様にDisneyとの独占契約も出来る。しかし、 新番組を放送/配信する契約をOTT事業者が得る事は容易ではない。インターネットを使ったバーチャル・ケーブルTVのサービスをIntelが諦めたのもコンテンツ契約の難しさが原因の1つになっている。しかし、新番組を提供する事無しでは魅力的なサービスは出来ない。
いくらAppleが素晴らしいビデオ視聴のデバイスを作ることが出来ても、コンテンツが無ければ成功はしない。コンテンツでの差別化の為に、Netflix、Amazonの様にオリジナル番組に投資をして行くのも1つの方法である。もし、リニアで放送されている新番組の配信を提供したいのであれば、既存の多チャンネル事業者との契約も選択肢である。