映画、ゲームディスクを自動キオスクで貸し出しているOuterwall社のRedboxサービスは値上げを発表した。DVDは25%値上げし、1日$1.50、Blu-rayは33%値上げし、$2.00になった。ゲームは$2から$3に値上げになった。Redboxの売上は伸び悩んでおり、Verizonとのジョイント・ベンチャーで開始したストリーミング・サービスも中止になった。
Netflixのオリジナル番組視聴
多チャネルサービス加入者が大きく減少
先月号でも書いたように、多チャネルサービスの加入が第3四半期で大きく減少した。通常は減少が多い第2四半期の減少が少なかったことで、コードカッティングはストップした思われたが、脱退が1ヶ月遅れた程度の事で、第3四半期の結果は散々であった。主要事業者をモニターしているLeichtman Research Group(LRG)によると、トップ9のケーブルTV事業者は438,876世帯を失った。加入者の増加があったのはSuddenlinkのみで、2,200世帯を増やした。衛星TVのDirecTVとDISHは合計で40,000世帯を失った。
AT&TとVerizonは330,000世帯を加えたが、これら13社の合計はマイナス148,876世帯になる。その他の多チャネルサービス事業者を加えるとロスは、179,000世帯になるとMoffett Researchは推測している。
しかし、LRG社が調査したトップ19のブロードバンド事業者間では、ブロードバンド加入者は2015年第3四半期で700,000世帯増え、8660万万世帯となった。この内、ケーブルモデムが5120万世帯で、ケーブルTV加入者の4947万世帯より多くなっている。
ComcastのXG2
ComcastはX1プラットフォームで使われているゲートウェイ、XG1の新バージョンの開発を始めている。XG2と呼ばれているこの新ゲートウェイは、XG1と異なり、HDDを内蔵していなく、クラウドDVR専用になる様だ。また、HEVC/H.265を採用しており、4Kに対応している。XG1はPaceとArrisが製造しているが、XG2の開発にはCiscoも加わっている。Comcastの採用してきたSTBはArris(Motorola)製が多いが、Comcastの買収が予定されているTime Warner CableはCiscoのSTBを使ってきた。
Comcastはまた、X1で音声型のインタフェースを導入した。X1は以前からコマンドを音声入力する機能を提供してきたが、今回のインタフェースは難視者向けで、番組表を等を読み上げてくれる。機能はすべてクラウドで提供されているので、STBのアップグレードは必要なく、リモコンボタン操作でけで、音声インタフェースの利用が可能になる。
X1の評判は高く、ComcastはX1利用者のチャーンは既存STB利用者より20%少ないと語っている。しかし、クラウドベースのソリューションにも問題がある。クラウドでトラブルが起きると、すべてのX1が使えなく成ってしまう。これまでのSTBではトラブルはヘッドエンドの範囲で、広範囲での障害はまれであった。しかし、X1ではクラウド側に問題があると、すべてのX1が使えなくなる。Comcastはこれまでに数回、広範囲なX1のトラブルを起こしている。
WOWがNetflixと契約
ケーブルTV事業者のWideOpenWest(WOW)はそのSTB(Arris社製)からNetflixの視聴を可能にした。視聴者はチャンネルを1500に変える事で、Netflixのアプリを立ち上げる事が出来る。これまで、Suddenlink、Atlantic Broadband、GCI等がTiVOからNetflixへのアクセスを可能にしているが、TiVO以外のSTBではこれが初めてになる。
欧州で、一部の事業者はNetflixのサービスを売り、請求も始めている。BTのIPTVサービスはNetflixを有料チャンネルの様に売り、IPTVサービスと一緒に請求している。ドイツでは、Vodafoneがそのモバイル通信のサービスの一部でNetflixを売り始めた。Vodafoneの利用者は、VodafoneのウェブサイトからNetflixの加入申し込みが出来、請求はVodafoneから行われる。

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