Netflixの今後の課題

Netflixは2011年にDVDレンタルとストリーミングサービスを切り離して、実質的に大幅な値上げをしたことで加入者を怒らせ、成長が鈍った事があった。しかし、それ以外では順調に成長をして来た。アメリカでの有料加入者数は3,770万人に達している。また、カナダ、南米、欧州に参入し、海外の加入者は1,678万人になっている。利用者数が増えているだけでなく、加入者あたりの利用も増えている。

Netflixの加入者あたりの平均利用時間は、The Diffusion Groupの推定によると3年半で1.6倍増えている。2011年Q4の月間平均視聴時間は28.3時間であったのが、2014年Q2には46.6時間に達している。

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The Diffusion Group

FCCがISPを規制

FCCはインターネットサービス事業者(ISP)を1934年通信法第II(ローマ数字の2)章(Title II)で定義されるコモンキャリアの通信事業者として扱う事を3対2で決議した。賛成は、Wheeler委員長を含めた民主党系委員3人で、反対は共和党系委員の2人であった。この決定が必要になったのは法廷がFCCにはISPに対してネットワーク中立性規制を適用する権限が無いと判定した為である。

これまでISPは情報サービス事業者の扱いで、FCCの権限は1996年電気通信法の第706条(Section 706)で決められていた。FCCは2002年にインターネット市場におけるイノベーションを支援する事を目的にケーブルモデムサービスを第706条のサービスと定義し、2007年には無線ブロードバンドも同様に706条扱いとした。しかし、これがネットワーク中立性規制に問題をもたらす事になる。2010年にFCCは「Open Internet Order of 2010」として、特定なサービスをインターネット上で優先する、あるいは後回しにする事を禁じる規制を作った。VerizonはFCCにはISPを規制する権限が無いと、法廷に訴えた、法廷はそれを支持した。

オンラインビデオ広告

オンラインビデオと広告配信プラットフォームのFreeWheel社が発表したレポートによると、2013年から2014年ではオンラインビデオの視聴は27%、オンラインビデオの広告視聴は30%増えた。広告視聴の増加は特に長編ビデオ(20分以上)で多く、前年比43%の成長があった。20分未満のコンテンツにおける広告視聴の成長は19%であった。もう1つ大きな成長をしているのはライブ、あるいは放送との同時配信(サイマルキャスト)で、広告視聴全体に占める割合は2013年Q4の9.9%から2014年Q4には23.2%へと、297%の成長をした。ライブ/サイマルキャストの内訳ではスポーツが主体で83%を占めている。その他はニュース(12%)、ドラマ(3%)、コメディー/バラエティー(2%)であった。

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FreeWheel

オンラインビデオ広告の視聴プラットフォームとしてはコンピュータ(デスクトップ/ラップトップ)が76%を占め、2位はスマートフォン(13%)、3位はタブレット(6%)、4位はストリーミングプレーヤ(5%)となっている。これら視聴が最も増えているデバイスはストリーミングプレーヤで、前年比で257%の成長をした。2位はスマートフォン(109%)、3位はタブレット(86%)、4位はコンピュータ(19%)であった。
ライブ/サイマルキャストに限定をすると視聴デバイスの順位は大きくと変わる。1位はコンピュータだが、シェアは50%に落ち、ストリーミングプレーヤが37%で2位になる。タブレット(7%)が3位、スマートフォン(6%)が4位である。

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FreeWheel

ストリーミングプレーヤで視聴するコンテンツは20分以上とライブのビデオが圧倒的で全体の91%を占めている。タブレットも20分以上とライブのビデオが多く、54%を占めている。逆にスマートフォンとコンテンツでは20分以下のビデオが多く、それぞれ25%、30%となっている。

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FreeWheel

タイムシフト視聴の理由

Hub Entertainment Researchが行った調査によると、TV番組のタイムシフト視聴(録画、VOD等)の最大のメリットは都合のいい時間に見られる事で、60%がそう答えている。2位は、見逃したエピソードを見る(37%)と広告スキップ(37%)であった。若者に限定すると、広告スキップをタイムシフトのメリットだと答えたのは29%で、全回答者の37%よりかなり低い。逆に、若者の方が重視している理由として、放送時に見られないこと、それに連続視聴が出来る事がある。

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Hub Entertainment Research

TV番組をインターネットで見る理由

インターネット上でTV番組を視聴する理由もタイムシフト全体とほぼ同じである。ComScore社の調査では、自分の見たい時間に見られるが56%で1位、2位は52%で便利であった。番組の連続視聴はタイムシフト全体では19%であったが、インターネットに限定した場合、35%であり、インターネットを使った視聴の特徴である。

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ComScore