ポストCableCARDの議論

FCCはポストCableCARDの規制方向を検討する為のDownloadable Security Technology Advisory Committee(DSTAC)を設立し、2月に業界関係者を招いて最初の会議を開催した。ケーブルTVのSTBのセキュリティ(CAS)をPCカードにする事でSTBを標準化し、STBの市販、あるいはSTB機能のテレビへの組み込みを可能にするCableCARD規制は廃止になる事が決まっている。しかし、多チャネルサービスのSTBをオープンにする事は1996年の電気通信法で決められているので、FCCはCableCARDに替わる技術を決める必要がある。CableCARDに替わる技術としてはダウンロード式が簡単な答えであるが、それだけではケーブルTV、IPTV、衛星放送、それにOTT配信のデバイスの標準化にはならない。どの様な方法で4つのサービスの互換性を作るかは大きなチャレンジである。

スマートTVの普及はまだ15%

Nielsenが発表したレポート、「Local Watch January 2015」によるとスマートTVの全米での普及は15%である。しかし、地域により普及率には大きな違いがある。スマートTVの普及が高い地域のトップ6はサンフランシスコ(19%)、サクラメント(19%)、ヒューストン(18%)、ダラス(17%)、ニューヨーク(17%)、ロサンゼルス(17%)である。これに対して、ピッツバーグ等は10%以下の普及率である。Netflixへの全米での加入率は36%である。Netflixへの加入率が最も高い地域はサンフランシスコで48%、2位はワシントンDCで47%であった。

急減する若者のTV視聴

18歳から34歳におけるテレビの視聴者は2012年以来、年率4%で減ってきたが、Nilsenが発表した統計によると2014年の9月から2015年1月はその倍以上の10.6%の減少をした。2011年末での18歳から34歳のTV視聴者は2170万人であったのが、2015年の1月には1780万人で、4年間で18%を失った事になる。これまでテレビネットワークはその視聴者を18歳から49歳と想定してきたが、今年にはTV視聴者年齢の中間値は50歳になる。

Samsungの北米シェアは35.4%

HIS DisplaySearch社によると、2014年の世界フラットパネルTV市場におけるSamsungのシェアは29.2%で、2013年の26.7%から増えた。2位は16.7%のLGで、同社のシェアも2013年の15.2%から増えている。3位はSony(7.9%)、4位はHisense(5.5%)であった。Samsungの北米でのシェアは35.4%であった。しかし、4K(UHD)市場でのリーダーはLGで、2014年第4四半期に同社は186万台のUHD TVを出荷し、27.9%のシェアを得た。

2010年には4Kは50%の世帯に普及

Strategy Analyticsは4K (UHD)テレビは、2020年にはアメリカの50%の世帯へ普及するとの予測を発表した。2014年の普及率は1%でしか無いので、非常に大きな成長になる。同社はアメリカでの4K TVの普及は2016年に10%に達すると予測している。同社によると、2014年の4K TVの出荷台数は1210万台で、前年から633%の成長をした。出荷の内、アジア・パシフィックが75%、北米が12%であった。同社は、2015年の4K TVの出荷台数は2750万台になり、2018年には1億台を超えると予測している。別の調査会社のFutureSource Consultingによると、2014年の4K TVの出荷台数は1160万台で、700%の成長であった。

ImageCapture[03-06-2015-1]
Strategy Analytics