Comcast: Xi3にバッファ機能を追加

ComcastはXi3 STBにSDカードを使ったバッファを導入し、早送り、巻き戻し等のトリックプレー機能を可能にした。Xi3はX1(あるいは新しいXG2)の子機として使う、IPベースのSTBである。Xi3、そして次世代のXi4共にそれ自体にはDVR機能は無く、X1のDVR、あるいはクラウドDVRを使うのでリニア放送でのトリックプレーは不可能であった。

Comcastはまた、同社のTV EverywhereアプリのXfinity TV Goで視聴可能なチャンネル数は昨年から倍増し、70チャンネルを超えたと発表した。Xfinity TV Goのアプリは70のリニアチャンネルを提供する以外、21,000以上のVODコンテンツを利用可能にしている。ComcastはXfinity TV Goのアプリは同社のケーブルTVサービス加入者の30%が使い、平均で月に7時間の利用があり、昨年から40%増えている。

DISH とDirecTVの加入者

DISH Networkは2014年第4四半期に6.3万世帯を失った。同社はFoxと送信契約で争い、Fox Newsを3週間失った事が影響したと思われる。DISHの加入者数は1398万世帯で、2013年から7.9万世帯減った。DISHが提供している衛星を使ったブロードバンドサービスへの加入者は第4四半期に14.1万世帯増え、57.7万世帯になった。

DirecTVは第4四半期に14.9万世帯を増やし、加入世帯数は2035万世帯になった。

加入者を失い続けるCable One

アリゾナ州の中小事業者のCable Oneは2014年に加入者は8.8万世帯の加入者を失い、2014年末の加入者は451,000世帯となった。Cable Oneは昨年の4月にViacomとの再送信契約に合意する事が出来ず、MTV、Nickelodeon、Comedy Central等の15のチャンネルを失った。同社のブロードバンド加入者数は48.8万世帯になり、ブロードバンド加入者がケーブルTV加入者を上回っている。ケーブルTVの加入者を失っている事で、同社の2014年の売上は1%減少し、$7.98億となった。しかし、コンテンツ費用が減り、ブロードバンド加入者が増えている事で、利益は2013年から5%増え、$1.79億になっている。

Viacomとの契約を切ったのはCable Oneだけでなく、60以上の中小規模のケーブルTV事業者がViacomとの契約更新をしていない。その中で最も大手は114万世帯を持つSuddenlinkである。同社もViacomとの契約を切った事で加入者を失っている。同社の第4四半期の加入者数のロスは34,800世帯で、昨年同期の8,600世帯の4倍近くになっている。しかし同社は、Viacomとの契約を切った事を原因とする加入者のロスは一時的な物であり、Viacomと契約更新をする事は無いと語っている。

TWC: IP-VODにもBlackArrowを採用

Time Warner CableはそのSTB向けのリニア放送、VOD、それにIPデバイス向けのリニア配信でのダイナミック広告挿入(Dynasty Ad Insertion、DAI)にBlackArrowのソリューションを利用してきた。タブレット、スマートフォン、スマートTV等のIPデバイス向けに配信されるVODでのDAIにもBlackArrowのソリューションを採用し、ターゲット広告の挿入プラットフォームを統一する事を決定した。

DISHは無線事業に参入するか

DISH Networkは今回のAWS-3競売で$133億を使い、帯域を購入しているが、2 GHzの帯域を他にも持っている。同社は2011年に破綻した衛星事業者のDBSD社から衛星通信向けの2,000 – 2,020 MHzと2,180 – 2,200MHzの帯域の権利を購入し、2012年にそれをセルラ通信に使う許可をFCCから得ている。この時の条件として、2016年中にネットワークを作り始める事を約束しているので、2016年までにDISHは無線通信事業に参入するか、あるいは他社に帯域を売るかを決定しなければならない。DISHがDBSDの帯域に使った金額は$10億程度であり、大きな利益で売ることも出来る。無線通信事業に参入する場合、セルラ事業では4位のT-Mobileを買収すると推測されている。T-Mobileの67%はDeutsche Telecomが持っており、2014年にSprintが買収をしようとしたが、FCCの認可を得られる可能性が低いため、手を引いている。