減っているパイロット版の制作

アメリカのテレビ業界では新しいシリーズの制作が決定される前にパイロット版が1月から4月の間に制作され、関係者向けの試写が行われる。採用されたパイロット版はシーズンの第一話となり、採用されなかったパイロット版は夏に単発として放送される。Hollywood Reporter誌によると、5大ネットワーク(ABC、CBS、Fox、NBCとThe CW)が2018年に制作したパイロット版は76本で、2013年の98本から大きくと減っている。

パイロット版を作るかはネットワークによって違う。ABCはパイロット版が好きで、制作本数は7年間で大きな変動は無い。Foxは以前からパイロット版には頼らないネットワークで、2018年は11本しか制作しなかった。NBCの考えは2017年から変化をした。それまではABC並みの規模でパイロット版を作っていたのが、2017年から大きくと減らしている。

多チャンネル加入者減少は止まるか

第2四半期は加入者減少が多い時期であり、大きな減少が予測されたが、Multiscreen Indexによると多チャンネルサービスのトップ10サービスは第2四半期に合計で35.8万世帯を失っただけであった。Multiscreen Indexには非上場のCoxが含まれていない。Coxを含め、市場の約95%を占めているトップ事業者の推定加入者数を計算しているLeichtman Research Group(LRG)はQ2の減少は41.5万世帯で、昨年同期の66万世帯から改善されている。LRGの合計加入者数は9130万世帯となっている。

多チャンネルサービストップ10の第2四半期加入者数

サービス

事業者

プラットフォーム

加入者増減数

加入者数(万世帯)

Comcast Xfinity

Comcast

ケーブルTV

-136,000

2,107

DirecTV

AT&T

衛星

-286,000

1,998

Charter Spectrum

Charter

ケーブルTV

-73,000

1,621

Dish Network

DISH

衛星

-192,000

1,065

Verizon FiOS

Verizon

-37,000

456

AT&T U-verse

AT&T

-24,000

366

Sling TV

DISH

オンライン

+41,000

234

Optimum

Altice USA

ケーブルTV

-12,800

233

DirecTV Now

AT&T

オンライン

+325,000

174

Suddenlink

Altice USA

ケーブルTV

-11,400

102

合計

-358,200

8,356

Multiscreen Index

地上波の同時配信

地上波を無料でインターネットで同時配信するLocastがヒューストンでも開始された。ニューヨーク、ダラスに続く3つ目の都市になる。地上波を無許可で配信する企みは古くからあった。最も単純な言い分はインタネットでの配信はケーブルTVと同じであり、個別の承諾は不要という物である。ケーブルTVの定義は固有のネットワークを使っている事で、インタネットをケーブルTV定義する事は無理であり、敗訴した。最も、ひねったのは企みはAereoで、複数の小型アンテナで構成されたアレイアンテナを使う物である。視聴者の数以上のアンテナがあるので、1対多数への再配信ではなく、1対1であり、同法と見なされたネットワークDVRと同じに視聴デバイスの延長であるとの議論だ。勝った裁判もあったが、最終的には敗訴した。アレイアンテナの部分1つだけでは十分な受信力は無いので、1対1と言うのには無理がある。

カリフォルニアのネットワーク中立性規制

カリフォルニア州議会はFCCのネットワーク中立性撤回に対して独自の規制を通過させた。州知事の承認はまだであるが、署名をすればアメリカで最も厳しいネットワーク中立性規制になる。例えば、通信事業者が特定のアプリケーションをデータ量には加えなく、無制限で使えるようにするゼロレーティングは規制撤回前

AT&T対司法省

司法省対AT&Tの裁判で、判事は司法省に対して控訴をしない事を求めたが、司法省にもプライドがある。司法省は判事はビジネスの基礎を理解せずに判定を下したとし、控訴をした。AT&TによるWarnerMediaの買収は終了しているが、AT&Tは控訴を予期し、来年の2月末まで