国際: アナログ停波

  • ロシア、CIS: ロシア、それにCIS(独立国家共同体)は、他の中央、東ヨーロッパのアナログ停波とは異なる予定で動いており、そのアナログ停波は2015年となっている場合がが多い。しかし、この予定も後れる可能性が高い。ロンドンのDigital Switchover Conferenceにおいて、ウクライナのKvant-Efir社のIvan Omelianiuk氏は、ロシア、CISのデジタル化は経済危機と政治問題から遅れており、過激的な政府の動きが無い限り、アナログ停波の予定は1年は後になると発表した。しかし、デジタル化が停止している訳ではなく、一部の国ではデジタル移行が進められている。ロシアは、その最初のデジタル。マルチプレックス放送が開始し、2015年までにはその人口の大きな都市全てで、最大13チャンネルのデジタル放送を開始の予定である。モスコア等ではHD放送、モバイル放送も予定されている。
  • スペイン: スペインは3月10日からアナログ停波の最終フェーズに入る。3月10日からアナログ放送は、アナログ停波が迫っている事を番組にオーバーレイし、4月13日にアナログ停波が行われる。デジタル普及は現在、80%と推定されている。
  • 南アフリカ: 南アフリカのアナログ停波は延期になる。Independent Communications Authority of South Africa(ICASA)は、そのデジタル移行へのスケジュールをアップデートし、3年間、アナログとデジタルの両方による放送を行った後にアナログ停波を行うと発表した。この平行放送期間の開始の60日前に期間開始の発表を行う予定であり、すぐにこの発表があったとしても、アナログ停波は2012年3月になる。最初のアナログ停波の予定は2011年11月であったのが、2012年4月に延期になっており、これで、さらに1年以上の延期となる。

欧州: IPTVサービス

  • Telekom Austria(オーストリア): Telecom AustriaはそのIPTVサービス、AonTVのプラットフォームをAlcatelからEricssonに乗り換えた。AonTVは2006年3月に開始し、10万の加入者を持っている。Telekom AustriaはEricssonのプラットフォームを採用する事で、より使いよいインタフェース、高度なDVRとVODを提供する。EricssonはIPTVミドルウェア、VODプラットフォームのOpenStream Digital Service、それにコンテンツ管理のWatchPointを提供する。
  • Swissscom(スイス): Swisscom TV(元Bluewin)のサービスへの加入世帯は2009年末で、230,118に達した。2009年の成長率は94.9%であった。

その他の国: IPTVサービス

  • ICE(コスタリカ): コスタリカのInstituto Costarricense Electricidad(ICE)はそのIPTVサービスにAmino CommunicationsのSTBを採用する。ICEは2010年の前半には10万世帯を対象としてサービスを開始する。ICEは国営事業者で、コスタリカの固定通信、移動体通信、それに電力サービスを提供している。
  • Algeria Telecom(アルジェリア): Algeria Telecomはアルジェリア初のIPTVサービス、SAFIRの開始した。SAFIRはNetgenのSTBを使い、60チャンネルを提供する。Algeria Telecomは2013年までに600万世帯にFTTHネットワークを提供する予定。
  • IiNet(オーストラリア): オーストラリアのiiNetは、同国初のIPTVサービスを開始する事を発表した。発表によると、開始は2010年の第2四半期。

欧州: ケーブルTV、衛星放送

  • ZON Multimedia(ポルトガル): 150万の加入者を持つ、ポルトガルのケーブルTV事業者、ZON Multimediaは既存のHFC網と平行にGPONベースのFTTHを引くことを発表した。ZONはこれにより、HDTV、VOD、VoIPのサービスを提供する事を予定している。GPONのプラットフォームとしては、Alcatelと契約をしている。ZONの2009年末の加入世帯数は159.5万世帯であった。
  • Digital+(スペイン): スペインのデジタル衛星放送のDigital+の加入者減少は続き、2009年第4四半期は53,411の加入者を失い、2009年を184.6万世帯で終わらせた。
  • Telenet(ベルギー): ベルギーのケーブルTV事業者のデジタルサービスへの加入世帯は、前年比で49%増加し、2009年末で、100.1万世帯であった。デジタルTV加入世帯の内、93.8万世帯はTelenet Digital TVへの加入者で、残りは同社が買収したInterkabelのINDIサービスであった。同社のアナログサービスへの加入世帯は234.2万世帯で、前年同期の240.2万世帯より減少をした。
  • Dolce(ルーマニア): ルーマニアの衛星放送サービスのDolceへの加入者は昨年末から37.5%増え、884,136世帯であった。Dolceを運営するRomtelecomはIPTVサービスも昨年末に開始しているが、その加入者数はまだ発表されていない。

帯域利用の見直し

下院議会の通信小委員会は、Radio Spectrum Inventory ActとThe Spectrum Relocation Improvement Actと呼ばれる、2つの帯域利用の効率を見直す法案を議会に提出する事を認めた。前者は、FCCとNITA(FCCは民間利用、NITAは政府の帯域利用を管轄とする)に対して、現在いかに、どの程度の帯域が利用されているかの調査を行い、そのデータベース作りを命じる。そして、FCC、NTIAは2年以内にいかに効率良く帯域を使うかの提案を議会で報告する。後者は、NTIAに対して、政府の帯域利用を見直し、空いた帯域を民間へ提供する事が可能かを検討する事を命じる物。