CAS市場: Conaxの成長

CAS(コンディショナルアクセス)市場において、Conaxは急成長を見せている。米国のケーブルTV業界はCiscoのPowerKEYとMotorolaのDigiCiper IIが主体であるが、欧州ではNagravisionとNDS Videoguradが主体であった。Conaxはノルウェーの通信事業者のTelenorの研究所から誕生した会社で、CAS市場で大きな成長を見せて、東、中央ヨーロッパ、スカンジナビア、インドでは最大のCASベンダーになっており、DVB向けCASでは15%のシェアを持っている。さらに、デジタル地上波向けCASでは欧州15ヶ国に採用され、40%のシェアを得ている。

TiVoが新製品を発表

TiVoはTV番組だけでなく、Netflix等のインターネットビデオ、それにPandora等のインターネットラジオの検索を統合して行える新しいDVRを発表した。新製品はPremiere($299.99)とPremiere XL(499.99)で、前者は45時間のHD番組(SDでは400時間)、後者は150時間のHD番組(SDでは1,350時間)の録画が可能。新しいSTBはPremiereと呼ばれる16:9の画面比率に最適化したインタフェースを採用している。新しいSTBは共にCableCARD対応しており、ケーブルTV事業者のRCNは第2四半期からPremiere DVRをオプションとしてその加入者に対して提供をする予定。

ケーブルTV事業者のComcastはTiVoの機能をMotorola社製のケーブルTV向けSTBにJavaベースでポートをしているが、PremiereのインタフェースをTru2way向けにポーティングする事をTiVoと交渉している。

PaceがSTB市場で2位になる

Screen Digest社の分析によると、イギリスのPace社が有料多チャンネル放送向けのSTBで2位になった。PaceのSTBは世界、100以上の事業者で採用されている。同社の売上げも好調で、2009年の収入は、前年比405%アップの6990万ユーロであった。

PPCがEvolution Broadbandを買収

ケーブル、DBS向けコネクターメーカーのPPCは、ケーブルシステム機器ベンダーのEvolution Broadbandを吸収合併する予定。低コストSTBのDTAを開発しているEvolution Digitalは、独立した会社であり、PPCには合併されない。Evolution DigitalはEvolution Broadbandが2008年2月に設立した会社。

欧州: 3DTV動向

  • Canal+(フランス): フランスのCanal+は2010年のクリスマスまでに、3D専用のチャンネルをスタートする事を発表した。3Dサービスは有料になるが、その金額はまだ発表になっていない。Canal+の発表は、BSkyBに続いての2つ目の3D放送開始の発表になる。イギリスのBSkyBは4月からサッカー試合を3Dで放送する事を発表している。しかし、Canal+がフランスで最初の3DTVを放送する事業者にはならないかも知れない。Canal+の競合のOrange TVは2008年、それに2009年にフランスオープンのテニス試合を3Dで放送している。
  • Canal+(スペイン): スペインの衛星放送のCanal+も3D放送、Canal Plus 3Dを4月に開始する。サービスは既存のDitial+ STBで受信出来る。
  • Sky Deutschland(ドイツ): ドイツの衛星放送のSky Deutschlandは3月14日にブンデスリーガの試合を3Dで生中継する。