裁判所はDVDのストリーミングレンタルを行ってきたZedivaに対して差し止め命令を下した。Zedivaは、DVDを購入し、それをクラウド上で再生するVODのサービスを3月から行ってきた。DVDのレンタルに関しては、権利消尽の原則により、レンタル事業者はDVDを購入し、追加支払い無しでレンタルをする事が出来る。これに対して、オンラインのストリーミングでは、VOD事業者は、レンタル権利に対してライセンス料を支払う必要がある。このため、ストリーミングはDVDレンタルより、高価で、また、提供される時期もDVDより遅くなっている。ZedivaはそのデータセンターにDVDプレーヤーを設置し、VODの注文があったDVDを再生し、それをストリーミングで提供する事で、Vudu等の$4~$5の半額以下の$2でVODを行った。Zedivaは同社が行っている事は、DVDのレンタルと同じで、合法なサービスであるとしていたが、映画会社を代表するMPAA(Motion Picture Association of America)はZedivaのサービスは著作権を侵害していると訴訟を起こしていた。
インターネットビデオの字幕規制
アメリカ議会は2010年9月に障害者法をインターネット、デジタルデバイスにも広げる法を通過させた。これにより、インターネットビデオにも字幕(クローズドキャプション)が必要になる。この規制化を検討していたVideo Programming Accessibility Advisory委員会はその報告を7月にFCCに提出した。FCCは6ヶ月以内にこれを規制として発表する必要があり、規制化は2012年1月に始まる事になる。委員会はインターネットの字幕規制を3つの段階に分け、6ヶ月の間隔で導入する事を勧めている。
- 第1段階: インターネット向けに編集をしていない既存のTV番組。
- 第2段階: 生中継の番組
- 第3段階: インターネット向けに編集された番組
それぞれへの準拠期日は2012年7月、2013年1月、2013年7月となる。
モバイルデバイスとTV
SNSを使った視聴者調査
これまでの視聴者調査は、TVを見ている人の数を測定しているが、番組対していかに反応をしているかは分からない。殆ど、無関心であっても、TVの前にいれば、視聴者である。新たにソーシャルネットワークを使い、視聴者の番組に対する反応から番組への関心度を測定するサービスが立ち上がっている。Bluefin Labsは、MITのMedia LabのCognitive Machines(認知マシーン)グループのリーダーがスタートさせた会社で、SNSへの書き込みからその番組への反応度と反応シェアを測定している。反応度は書き込み者の数を計り、反応シェアは書き込み全体に対する率を計っている。例えば、2011年4月18日の週におけるトップ番組は、FoxのGleeで反応度が7.7と反応シェアが32.5%であった。2位は、American Idolで7.2、12.2%であった。Nielsenが発表している視聴率では、4月18日の週のトップはAmerican Idolで、2254万人の視聴者がいた。Gleeは、980万人で16位に入っている。SNSへの書き込みであり、若い人が好む番組、それにスポーツ、コンテスト等のライブ番組が上位にランクされる。Bluefin Labsは、Audience Connectionと呼ばれる、番組の関連性を示すデータも提供している。SNSへの書き込みをから特定の番組を視聴している人が他にどの番組を視聴しているかを示す。SNSを使った視聴者調査を行っている会社として、この他にTrendrr、SocialGuide等がある。
DVRの普及率は2016年で51.3%
MegnaGlobalのOn Demand Quarterlyによると、DVRの利用世帯は2011年第1四半期で4050万世帯で、普及率は34.7%であった。同社は、2016年にはDVRの普及は、6310万世帯に達し、普及率は51.3%であった。VODの普及は2011年1Qで45.6%(5330万世帯)で、2016年には57.7%(7100万世帯)になる。同社はまた、2011年末の時点で、87,000の世帯が ビデオ視聴を100%OTTに頼り、その規模は2016年には840万世帯に増えると予想している。

![Image[08-05-2011_8]](https://www.nsirinc.com/compass/wp-content/uploads/2011/08/Image08-05-2011_8.jpg)