EchoStarがViP-TVを閉鎖

EchoStarは小規模なIPTV事業者向けに行ってきた衛星を使ったコンテンツ配信サービスのViP-TVを閉鎖する。ViP-TVは2007年にスタートをし、多チャンネルネットワークの番組をMPEG-4を使い、IPTV事業者のヘッドエンドに送信してきた。市場規模は低く、競合のSES Americomは2009年にすでに同様なサービスから撤退をしていた。Avail-TVNがViP-TVの加入者を引き継ぐ事になる。

EchoStarは、2011年6月にAriaと呼ばれるサービスを小規模ケーブルTV事業者向けに始めており、これは閉鎖になっていない。Ariaは衛星を使っての番組配信だけでなく、VOD、TV Everywhere、それにSlingの機能も提供するサービスで、中小規模のケーブルTV事業者に既存のヘッドエンドを使ったままで、高度なサービスを提供するオプションを提供する。

EntoneのQAM/IPハイブリッドSTB

Entone社は、その400シリーズのケーブルTV向けSTBに対して、CableLabsからCableCARD対応の承認を得た。Entoneの400シリーズは、CableCARDを使い、既存のMotorola、あるいはCiscoのCASに対応出来るだけでなく、インターネット接続機能を持ち、VuduのVODサービスにアクセスする事が出来る。大手のケーブルTV事業者はVODサービスを提供しており、Vudu等のインターネットVODは競合になる。しかし、中小のケーブルTV事業者は、ケーブルモデムを提供していても、VODは容易に提供出来ない。Entone社は、これらケーブルTV事業者に対して、ヘッドエンドに手を入れることなくVODサービスを提供する為の製品として400シリーズを位置付けている。

Rokuがゲーム販売を開始

Rokuの新しいOTT-VボックスのRoku 2はゲームを走らせることが可能で、最高機種のRoku 2 XS($100)にはゲームのAngry Birdと加速度センサーを使ったリモコンが付いている。Rokuは、そのChannel StoreでAccedo社の開発したパズル、カード等のゲームを99セントで販売開始した。

RokuはNetflix、Hulu Plus等の主要なビデオサイトだけでなく、数多くのサイトに対応し、さらに比較的簡単にアプリを開発し、プライベートチャンネルとして提供出来る事で、人気を得ている。Rokuは8月にRobert Kyncl(Googleの副社長)、Menlo Ventures、Global Capital Partners、Anthony Wood、(Roku CEO)、Oliver Huff(Roku CFO)、それにJim Funk(Roku VP Business Development)から合計で、800万ドルの投資を得ている。

TiVo: 売り上げも赤字も増える

7月末に完了したTiVoの第2四半期のサービスと技術分野の収入は4960万ドルで、前年同期の4210万ドルから増えた。しかし、赤字も650万ドルから920万ドルに増えている。TiVoはアメリカのケーブルTV事業者への販売を増やしており、Suddenlink、RCN、Charter等と契約をしている。Comcastとの既存のSTBにTiVoのソフトウェアを移植する計画は中止されたが、ComcastはTiVoのPremier DVRをそのシステムでサポートし始めている。TiVoはまた、欧州進出に力を入れ、Virgin Media、ONO、Canal Digitalとの契約もある。

Paceのクラウド・プラットフォーム

Comcastはその次世帯のプラットフォームとして、クラウドベースのXculiburをテストしているが(2001年7月号参照)、世界最大のSTBベンダーのPaceはクラウドベースのサービスを可能にするElementsソフトウェア・プラットフォームを発表した。Elementsのユーザインタフェースはクラウド上にあり、STB以外の様々なコネクテッド・デバイスでケーブルTVと同様のサービスを受ける事を可能にする。Elementsは、コンテンツにメタデータを付け、検索と発見を可能にするCobalt、ユーザインタフェースを提供するOxygen、それにデバイス向けミドルウェアのTungstenで構成されている。

Paceはまた、多チャンネル、あるいはブロードバンド事業者向けの家庭用メディアゲートウェイも発表した。Pace Media Gatewayは、多チャンネル、あるいはインターネットで配信されるビデオを多様なデバイス向けにリアルタイムにコンバートし、WiFi、MoCA、Powerline等のホームネットワークで再配信する。Media Gatewayはネットワーク管理を持ち、事業者が加入者のホームネットワークを管理する事も可能にする。