多チャンネルサービスのネット配信

NimbleTVはインターネットで、地上波再送信を含む、多チャンネルサービスの全チャンネルを視聴出来るサービスを発表した。NimbleTVへの加入者は、どこでも好みの地域の、好みの多チャンネル事業者の放送を見る事が出来る。方法は、Areroと似ており、NimbleTVは加入者が指定した地域の多チャンネル事業者と代理契約をし、その地域にSTBを設置し、その番組をインターネットで配信する。NimbleTVは、Sling様なサービスを提供している訳だが、Slingとは違い、加入者が居住していない地域にSTBを設置する事が出来る。NimbleTVは多チャンネルサービスの料金に加え、月額$20を請求している。

同社は、1つの加入者毎に多チャンネル事業者と契約し、その事業者の影響地域内にSTBを設置し、それを加入者がインターネット経由で操作、視聴をしており、著作権法には触れていないと語っている。同社は、Aereoと同様に ニューヨーク市でテストを開始すると発表している。これが合法化は別とし、家庭からNimbleTVを使う需要は殆ど無いであろう。これを使う事で、別の地域のケーブルTVを見られるが、ローカルニュース以外では番組はほぼ同じであり、価値は無いであろう。屋外で多チャンネル放送にアクセス出来る事が魅力であるが、その為に多チャンネルサービスの料金に加え、$20を払う価値があるか?

Hulu Plusの加入者が200万に達する

Huluの有料サービス、Hulu Plusへの加入者が200万人に達した。Hulu Plusの有料加入者は2012年初めで150万人であった。同社は広告収入も増えており、昨年以上のペースで成長をしている。HuluはNetflixと同様にオリジナル番組に力を入れ始めており、最近にその8つ目のオリジナル番組を広告主に対して公開をしている。

また、Huluはその無料のサービスもTV Everywhereの様に、多チャンネルサービスへの加入が必要になる方向に進んでいる。Foxは同社の番組をHulu他で見るためには、多チャンネルサービスへの加入の認証を必要としていく為に、Comcast等の多チャンネル事業者との話し合いを進めている。また、Comcastが持つ、NBCもオリンピック放送のインターネット配信から多チャンネルサービスへの認証を求めていく予定である。Huluには現在参加していないCBSは、もしもHuluが多チャンネルサービスの加入を条件にした場合、Huluに対して番組を提供する事を検討すると発表している。

別のHulu関係のニュースで、同社の4つ目の投資家、Providence Equity Partnerはその権利をDisney、News Corp、NBCUniversalに2億ドルで売る予定。Providenceの権利は10%であるので、Huluの価値は20億ドルと言うことになる。ProvidenceがHuluに2007年に投資した額は1億ドルであった。Huluの株はDisney、News Corp、NBCUniversalがそれぞれ27%、Providenceが10%、残りを社員が持っている。

Netflix: 加入者は増えるが、赤字

Netflixは2012年第1四半期に世界で300万の加入者を加え、全加入者数2600万人とした。アメリカ国内での増加数は174万人であった。アメリカ国内のストリーミングサービスへの加入者は190万人増え、2340万となったが、DVDレンタルサービスへの加入者は110万人減り、1010万人となった。しかし、同社の株価はこの発表の翌日には16%の減少をした。株価が減った理由には2つある。1つは、2005年以来の始めての赤字($500万)を出した為だ、Netflixは積極的に海外進出を行っており、海外事業部の売り上げは4300万ドルに対して、1.03億ドルの赤字であった。海外の加入者は130万人増えたが、経費も増えており、Netflixの積極的な海外戦略には批判的なアナリストも多い。

もう1つはNetflixに対する不信感が消えないことだ。ストリーミングサービスとDVDレンタルの切り離し、そして、DVDサービスの別組織化の失策から立ち直る事が出来ていない。Netflixは同社の2012年でのアメリカでの加入者数増加は700万と予定しており、第1四半期の174万人の増加は予定通りのペースだと語っている。しかし、アナリスト達はNetflixの予測は非現実的だと批判をしている。Netflixは第2四半期の増加は74万と予想をしていることから、700万増加を達成するには後半の2期で450万の増加をしなければならない。アナリストの一部は、それは不可能であり、Netflixはごまかしをしていると批判をしている。

Popcornflix: 新しいOTT-Vサービス

映画を見放題で提供する新しいOTT-Vサービス、PopcornFlixがスタートをした。PopcornflixtがNetflixと大きくと違うのは、広告ベースで無料な事である。当然ながらPopcornflixには新作ハリウッド映画はない。正確にはハリウッド映画はない。PopcornFlixは著名な俳優が出ているが、大手スタジオ制作ではない、独立系映画を集めている。このサービスを提供しているScreen Mediaは10年前からある会社で、B級映画をDVDで配給してきたが、DVDが売れなくなり、インターネットでの配信をスタートさせた。PopcornFlixはコンピュータから視聴可能な以外、RokuとApple TV向けのアプリケーションを提供している。

DiscoveryがRevison3を買収

Google、Yahoo!等はビデオエンターテイメントの配信プラットフォームとしての価値を広告代理店にアピールをしているが、TVネットワーク側が黙っている訳ではない。多チャンネルネットワークのDiscovery Communicationsは、YouTube、Yahoo!、AOL、CNET等に対してコンテンツを提供しているRevision3を3000万ドルで買収した。Revision3は、「Epic Meantime」、「Tekzilla」等のインターネットビデオでポピュラーな番組を制作している。