ComcastのX1サービス拡張

Comcastはその次世代ケーブルTVサービスのX1をフィラデルフィアでも開始する。X1サービスはオーガスタ(ジョージア州)で実験され、ボストンで最初の商業化サービスが始まった。現在、XAはボストン、オーガスタ、それにチャタヌガ(テネシー州)で提供されている。X1は、Pace社製のDVRゲートウェイを使い、IPへの変換をリアルタイムで行い、家庭内ではIP配信を使う事が出来る。また、EPGはクラウド上にあり、STBベースでは出来ない、レコメンデーション等の高度な機能を提供している。

X1の子機として使われるIPベースの小型STB、XI3がFCCの認証を受けた。XI3は複数のベンダーが製造しており、今回、FCCの認証を受けたのはXI3-Hと呼ばれるHumax社製の製品で、この他、Pace社もXI3を提供する契約がある。XI3-Hは、HDMI、イーサネット、USB、SPDIF等のインタフェースとSDカードのスロットがある。

Verizonがタブレット向け配信を開始

VerizonもTime Warner Cable、Cablevision等に続き、その多チャンネルサービスの番組をタブレット向けにサイマル配信するサービスを開始した。IPでの配信は、FiOSインターネットを使って行われている。タブレット向けにはWiFiで配信され、サービスはFiOS TV加入世帯の宅内に限定されている。FiOSのアプリはiTunesストアで提供されており、TV番組の視聴に加え、番組表検索、DVRの録画設定、リモコン機能を持っている。タブレット向けには約75のチャンネルが配信されているが、地上波放送は含まれていない。

Verizonは、これと同時にLGスマートTV向けのアプリも提供開始し、タブレットに対して配信されてい75チャンネルをSTB無しで視聴可能にした。VerizonはすでにXbox 360とSamsungのスマートTVにも配信をしているが、チャンネル数は26チャンネルでしかない。Verizonは、Xbox 360、SamsungスマートTV向けのチャンネル数を増やす予定だが、コンテンツ事業者との契約の書き換えが必要になると語っている。Verizonは最近、地上波のNBC、Telemundoの配信を含め、NBCUniversalとの配信契約を更新した。新しい契約にはNBCUniversalの全チャンネルのTV Everywhereでの配信権も含まれている。

Netflixがポイズンピルを採用

カール・アイカーンにその株の9.98%を買われたNetflixは会社乗っ取りを防ぐためにポイズンピルとして、個人投資家がNetflixの10%、あるいは機関投資家が20%の株を得た場合、それ以降の株購入価格は1/1000株、$350になる策を導入した。これにより、カール・アイカーンがこれ以上の株を得ることを困難になる。

AmazonがPrimeの月額制をテスト

Amazonは、そのInstant Videoへのアクセスを含む、Prime Membershipを月8ドルで数週間テストした。Prime年間$79の送料無料のサービスとして始まり、その後にストリーミングビデオ、それにKindleの月1冊無料のレンタルが加わった。8ドルの料金は、Netflix、Hulu Plusの料金と同じである。Amazonは、発表なしで月額制のPrimeを始め、その数週間後に取りやめた。Amazonは月額制はテストであり、正式に提供する予定は無いと語っている。NetflixのCEO、リード・ヘイスティングスは、Amazonにストリーミングサービスは赤字で、コンテンツ調達に$5億から$10億ドルの赤字を出していると語っている。Amazonは来年は$21億ドルをコンテンツ調達に使うと発表している。

AmazonのPrimeメンバー数は公開されていないが、調査会社のChangeWave Researchが行った調査では、昨年2月から今年の9月では、29%の成長をしている。同社が1,115人を対象にした調査では、Netflixの利用者は84%から82%に減り、Amazon Primeは17%から22%に増えた。同社の調査では、これらのストリーミングサービスを見る方法としてタブレットが7%増え、32%でトップになった。2位はコネクテッドBlu-rayプレーヤ(32%)、iPhone(25%)、ゲーム機(24%)であった。


ChangeWave Research

Misoの新サービス

チェックインアプリケーションを提供しているMisoは、Quipsと呼ばれる新しいソーシャルTVアプリケーションを開発した。Quipsは好みのTV番組の静止画を投稿する事を可能にする。利用者は、自分の好みの番組を設定し、その中で話題にしたい場面に静止画を投稿し、Facebook、Twitterで共有する事が出来る。Quipsは500以上の番組からすでに150,000以上の静止画を提供しており、番組が放送された数時間後には、新しい静止画が加わる。YahooのセカンドスクリーンアプリケーションのIntoNowも同様な、静止画を共有する機能を提供している。