Disneyが映画のネット配信サイトを閉鎖

The Walt Disney Co.は、インターネットで映画の配信を行なってきたDisney Movies Onlineを12月31日で閉鎖する。Disney Movie OnlineはDisney系の映画のデジタル版を売る他、ディスクでの販売、それにDisneyが開発したデジタルコンテンツ・エコシステムのKeyChestに対応した映画の視聴を提供していた。映画の販売は、すでにストップしており、デジタル版を購入した人には、返金をしている。KeyChest向けの配信は続いているが、12月31日以後、どの様な配信になるのかは不明。Disney Movie Onlineは、新しい流通の方法として始めたが、スマートTV、タブレット等向けのアプリは無く、コンピュータでしか映画を見ることが出来ず、利用者は限られていた。

DiscoveryがドバイのTakhayalを買収

Discovery Channel、TLC、Science等のチャンネルを持つDiscovery Communicationsはドバイのメディア会社、Takhayal Entertainmentを買収した。Takhayalが持つテレビ・ネットワークのFatafeatは中近東で最も有名な料理専門ネットワークである。Fatafeatは中近東と北アフリカの5500万世帯に放送されている。Takhayalは、DiscoveryのCEEMEA(Central &Eastern Europe, Middle East & Africa)部門の管理下に入り、成長が目覚しい中近東と北アフリカ市場への参入の足がかりになる。

AT&TがU-Verseを拡張

AT&Tは140億ドルをそのネットワークのアップグレードに投資する事を発表した。その中には、有線ブロードバンドのU-Verseへの投資も含まれている。U-Verseは現在、2450万世帯で利用可能になっているが、AT&Tは対象世帯を3300万に増やす。AT&Tはまた、そのU-Verseブロードバンドの最高速度を75 Mbpsに上げ、そのDSLベースのU-Verse IPDSLAMを45 Mbpsに引き上げる。

AT&Tは U-Verse TVの加入世帯数は430万世帯で、VerizonのFiOS TVは460万世帯だが、VerizonはFiOSの拡張をストップしており、この投資によりAT&TがVerizonを追い越す事は確実になった。

多チャンネルサービス加入者

電話事業者以外で加入者を伸ばしているのはDirecTVだが、同社の2012年第3四半期の加入者増は67,000世帯と少なく、アナリスト予想の105,000世帯を下回った。DirecTVとViacomは送信料の契約更新で争い、DirecTVは7月10日から18日までViacom系のチャンネルを失っていた。DirecTVのチャーンが多かったのは、この影響があると思われる。

もう1つの衛星放送事業者のDish Networkの加入者は減少したが、その数は19,000世帯と少なかった。前年同期は、111,000世帯を失っていた。しかし、今季の差損は1.58億ドルと大きかった。DishはVoomのサービスを中止した事で、VoomのオーナーであったCablevisionとAMCに訴えられており、その和解に7億ドルを支払った事が赤字の大きな原因となっている。

Time Warner Cableは、140,000世帯を失い、2012年第3四半期の加入者数は1216万世帯となった。しかし、ケーブルモデムの加入者が増えていることから、収益は8.08億ドルと、前年同期の3.56億ドルを大きくと上回った。Time Warner Cableは新たにトリプルプレーのサービスに加入した世帯に対して、Xbox 360、それにBest Buyで有効な$150のギフトカードを無料で提供するキャンペーンを1月5日まで行なっている。
Cablevisionの加入者減少は17,000世帯と少なめで、合計加入者数は324万世帯となった。Charterは73,000世帯を失い、2012年第3四半期の加入者数は400万世帯であった。

Charterがフルデジタル化

Cablevisionも他のケーブルTVが事業者と同じに加入者を失っているが、その減少率は低い。その理由は、Cablevisionは唯一、完全デジタル移行を完了させた事業者で、高度なサービスを提供している為と思われている。Cablevisionの元COOで、デジタル化に大きな貢献をしたトム・ラトレッジをCEOに迎えている、Charterはフルデジタル化を進めて行く事を発表した。デジタル化を行う際、既存のアナログ世帯に対してSTBを無料(あるいは低価格)で提供をする必要がある。問題は、ケーブルTVのSTBはCableCARDを採用する義務があり、STBのコストが高くなることだ。ComcastはDTAと呼ばれる、単方向の低コストのSTBを使う許可をFCCから得て、これを採用をしている。これに対して、CablevisionはCableCARDではないソフトウェアベースのCASを使い、デジタル移行を行った。

ソフトウェアベースのCASを使うメリットは、双方向機能を持つSTBを使えることである。DTAのコストは安いが、CASはハードウェアベースであるので、CASを内蔵してはいけないとの規制に触れる。FCCの免除を受け得るためにDTAは単方向であり、EPG、VOD等の機能を提供する事が出来ない。これに対して、ソフトウェアベースのCASを使ったSTBは、CASを内蔵しては行けないとの条件は満たしており、FCCの許可を得れば、双方機能を提供出来る。Charterは、FCCに対して、ソフトウェアベースのCASを使ったSTBを導入免除を申請しており、Cablevisionと同じ方法を採用する様だ。