DVRは52%のTV世帯に普及

テレビ視聴世帯におけるDVRの普及率が過半数を超えた。Leichtman Research Groupの調査(On-Demand TV 2012)では、DVRの普及率は、昨年の44%から大きくと増え、52%に達した。DVRは多チャンネル事業者が提供しているものが主体であり、DVRの利用者のほとんどは多チャンネルサービスへの加入者である。その中でも特に電話事業者のビデオサービスと衛星放送への加入世帯における利用率が高い。ケーブルTV世帯におけるDVRの普及度は42%であるのに対して、電話事業者のビデオサービスでは71%、衛星放送では63%となっている。DVRを設置している世帯の43%は2つ以上のDVRを使っている。TV視聴世帯で見ると、20%が複数のDVRを使っていることになる。

また、On-Demand TV 2012によると、Netflix利用者の51%は多チャンネルサービスの有料チャンネル(HBO、Showtime、Starz等)にも加入をしている。これは昨年の44%より増えている。逆に、Netflixを使っている事により多チャンネルサービスからに脱退を考えている人は昨年の36%から、20%に減っている。デジタルケーブルTVへの加入者の70%はVODはを使った事がある。デジタルケーブルTV加入者の59%、電話事業者のビデオサービス加入者の64%は、前の月にVODを使ったと答えた。VOD利用者の内、DVRも使っている人の68%は、VODとDVRの両方があることでテレビが良くなったと答えている。

Dishの自動広告スキップは合法

カリフォルニ地方裁判所は、Dish Networkがその最新DVRのHopperで提供しているAutohopと呼ばれる自動広告スキップの機能は合法と判断し、訴えていたFoxの差止め命令を拒否した。DishのAutotopはPrimeTime AnyTimeと呼ばれる、4大ネットワークのプライムタイムの全番組を録画するDVR機能の一部で、録画された番組の再生時に広告をすべて自動的にスキップする事が出来る。リアルタイムでの視聴時に広告を自動スキップする事は出来ない。

裁判所は広告をスキップする事は利用者の判断でありこの機能は合法とした。しかし、Dishがこの機能が正常に働いているかを調べるために社内で行なっている録画は、再送信事業者に対して番組の録画を禁じている契約に触れている可能性を示した。Foxは、Autohopの停止を求めて、上訴を行う。個別に、NBC、CBS、ABCもAutoHopの停止を求めて訴訟を起こしている。

FilmOnの新サービス名はAereokiller

FilmOnとそのオーナーのアルキ・ダビッドは、同社のAereoと同様なサービスの名称をBarryDiller.comからAereokillerに変えた。サービス名をBarryDiller.comとした事で、AereoのオーナーのBarry Dillerから訴えられた。Aereokillerは、ロサンジェルスのTV番組を見る事が出来るAndroid向けのアプリの提供を始めており、CBS、NBC、ABC、Foxはサービスの停止を求め訴訟を起こした。

Blockbusterの赤字が増える

Dish Networkが持つDVDレンタル会社の赤字は1190万ドルであった。前年同期は360万ドルの収益があった。売上は1年前の3.47億ドルから2.31億ドルに減っている。Blockbusterは今年の9ヶ月間で700の店舗を閉鎖し、全米で850店舗を運営している。Blockbusterは、店舗と郵便を使ったDVDのレンタルサービスを月額$10(1回に1枚)で提供している。ストリーミングのVODもあるが、サブスクリプション制ではない。Dish Networkの加入者には、DVDのレンタルとストリーミングを一緒にした、Blockbuster@Homeと呼ばれるサービスを月額$10で提供している。

YouTubeのオリジナル番組

YouTubeは昨年の10月に100以上のオリジナルチャンネルを作るために1チャンネルあたりに$100万から$500万ドルの投資をし、1年間の独占契約をした。また、今年の10月に新たに60チャンネルに投資をしている。YouTubeは、今年中に最初の100チャンネルの内、30から40チャンネルを選び、新たな投資をする事を発表している。YouTubeオリジナルチャンネルの内、トップ25は1週間で100万以上の視聴があり、トップ33には10万人以上がサブスクライブしている。

Googleは5月に、YouTube主体にビデオゲーム関連のビデオクリップを制作しているMachinimaに3500万ドルの投資をしている。YouTube向けコンテンツ事業者に関心を示しているのはGoogleだけではなく、大手コンテンツ事業者も興味を見せている。Time Warnerは、YouTube向けコンテンツ制作会社のMaker Studiosに投資をする交渉を進めている。投資額は4000万ドル程度になると推測されれる。また、Bertelsmannは、YouTubeビデオで成功しているFullscreen社への投資の交渉を進めている。