ViggleのGetGlue買収が中止

Viggleによる、GetGlueの買収は中止になった。GetGlue、Viggle共に買収が中止になった理由を発表していないが、喧嘩別れではなく、お互いに中止をする事がベストと判断したとの声明を発表している。Viggleは11月に$2500万、プラス、Viggleの4830万株(約5300万ドル)で、GetGlueを買収すると発表した。

ViggleのGetGlueの買収は無くなったが、その市場のコンソリデーションが減っている訳ではない。Nextguideと呼ばれるTVガイドのアプリを開発しているDigit社は、チェックインアプリのパイオニアであるMisoの資産を購入した。Misoは最初にチェックインアプリを提供した会社の1つで、ソーシャルTV分野のパイオニアである。MisoにはこれまでにGoogle Venture、Hearst Venture、Koshla Venture等が550万ドルの投資をしている。DigitはMisoのプラットフォームはサポートし続けると発表しているが、数カ月前に発表されたQuipsは配信になる。Quipsは画面を共有する事を可能にする。

NetflixとYouTubeのDIAL

NetflixとYouTubeはDIALと呼ばれる、AppleのAirPlayライクなセカンドスクリーン向けのオープン・プロトコルを開発している。Netflix、YouTubeはそれぞれセカンドスクリーン・アプリケーションを開発してきた。Googleは、2010年にYouTubeのリモコンアプリをAndroid向けに提供を開始した。Netflixは昨年の10月にセカンドスクリーンアプリからSonyのPS3上のNetflixアプリケーションの操作を可能にしている。

2社は、オープンなセカンドスクリーン・プロトコルの共同開発を2012年から始めている。DIALはDiscovery and Launchの略で、デバイスの発見とアプリの立ち上げはこのプロトコルの目的である。DIALに対応したセカンドスクリーンのアプリケーションは、同じネットワーク上にあるDIAL対応のファーストスクリーン・デバイスを発見し、そのアプリケーションを立ち上げる事が出来る。Netflixのスマートフォンアプリでは、ビデオを検索し、見たいビデオをPS3上でスタートする事が出来る。しかし、これを可能にするために利用者は、先にPS3上でもNetflixのアプリを立ち上げておく必要がある。DIAL対応であれば、スマートフォン側のNetflixアプリは自動的にTV側のデバイスを発見し、そのNetflixアプリを走らせ、選んだビデオの再生を開始する事が出来る。iOSデバイスではAirPlay対応のApple TV自動的に発見し、再生に必要なURLを送る、あるいはセカンドスクリーンの画面をApple TVにミラー出来る。DIALはデバイスの発見とアプリの遠隔操作機能を持つが、それ上の機能は無く、再生に必要なURLを送る、あるいはコンテンツをミラーする機能は、個々のアプリが提供する。これは意図的な物で、NetflixとYouTubeが考えるセカンドスクリーン機能が全てではなく、オープン性をもたせている。DIALの一部機能はすでにGoogle TVに内蔵されているが、普及をするには他のストリーミング・デバイス、それにスマートTVが対応をして行く必要がある。

Slingの新機能

Sling Mediaはその新しいSlingbox 500と350向けに2つの新しい機能を加えた。1つは、Slingbox 500専用のSlingSyncと呼ばれる機能で、USBドライブにあるメディアファイルにSlingboxからアクセスし、また、モバイルデバイスとの共有が出来る。1つ目の機能は、Slingbox Companionと呼ばれるセカンドスクリーンのソーシャルTVアプリで、ソーシャル・ネットワークを使った番組のディスカバリーに力を入れている。Slingbox Companionは、単にソーシャル・ネットワークのコメントを表示するだけでなく、ソーシャル・ネットワークの統計を出しているTrendrr、スポーツに関する情報を提供しているThuutzを使い、ホットな番組、スポーツの発見を可能にする。

TWCがRokuで視聴可能になる

Rokuはそのストリーミングデバイスで利用可能なチャネル(アプリ)が700を越した事を発表した。この内の1つにはまだ含まれていないが、近日中にTime Warner CableがRokuのアプリに加わる。Time Warner Cableの加入者は、このこのアプリを導入する事で、STB無しでTWCの多チャンネルサービスが放送しているチャンネルの多くを見ることが可能になる。TWCは、タブレット、Xbox 360等で多チャンネルサービスの視聴が可能になるようにIPでのサイマル配信を行なっている。

また、CESでは多くのテレビメーカーが、RokuのMHLを使ったストリーミングスティックへのサポートを発表した。Apex、Coby、Haier、Hisense、TCL、Westinghouse Digital等がRokuとのパートナーシップを発表している。

さらに、Cablevisionが南フロリダで提供している無線ブロードバンドサービスのOMGFASTは、月額$5でRokuのレンタルを開始した。OMGFASTは昨年9月に月額$50のサービスに加入した新規世帯に対して、Apple TVを無料で提供するキャンペーンを行った。OMGFASTはMMDS(無線ケーブルTV)の帯域を使って提供されているサービスである。

Google TV

Google TVはCESで新しいパートナーを発表した。CESの直前にNetgearは、$129でGoogle TVを搭載したNeo TV Primeを$129で発売開始した。また、CES期間中にAsus、Hisense、それにTCLがGoogle TVを搭載したSTBを発表した。AsusのQubeは、Boxee Boxを思い出させる四角の箱で、$150程度の価格になる予定。すでにGoogle TVを提供しているLGは、Google TVを採用した7つの新しいテレビセットを発表した。逆に、ソニーのテレビからかGoogle TVは消え、スタンドアロンのSTB、それにBlu-rayプレーヤ1機種になっている。

また、CESではGoogleはGoogle TVライトを開発しているとの噂が流れていた。Google TVライトは、既存のGoogle TVの様な高度な機能は無く、Apple TV、Rokuに競合するストリーミングに特化した製品になる。しかし、検索が売り物のGoogleが、検索機能を省くことは無く、Roku等よりは高度なものになると思われる。Google TVはテレビとのインテグレーションを提供する為に、HDMIパススルーを使い、Google TV画面をTV画面にオーバーレイする事が出来る。Google TVライトではこの機能が省かれると予想されている。