TiVoのiPadアプリ

TiVoはその利用者向けにテレビ番組のレコメンデーションを行うiPadアプリの提供を開始した。TiVoのDVRには以前からレコメンデーション機能があるが、TiVoアプリのWhat to Watch Nowではこれを拡張している。What to Watch Nowは利用者の好み、視聴者、話題性等のデータをマッチさせ、TV番組、映画、スポーツ等のジャンルで、現在、そして30分以内に開始する番組をレコメンドする。TiVoは次のバージョンには、ソーシャルネットワークからのトレンド、専門家の評価のデータも加えていくと語っている。

TiVoの第1四半期末での加入者数は340万人になっている。ダイレクトの加入者は22,000人減ったが、多チャンネル事業者経由の加入者が277,000人増え、増加数は255,000人であった。Virgin Media経由の増加が172,000人であった。

Rokuへの増資

投資会社のFidelity、メディア会社のHearst、英国の衛星放送事業者のBSkyB、News Corp等がRokuに対して6000万ドルの増資をした。7月には、BSkyB、News Corp等が合計で4500万ドルの投資をしており、これまでの合計投資額は1.4億ドルになった。Rokuのプレーヤは現在、アメリカ、カナダ、イギリス、アイルランドで発売されている。累計設置台数は500万台になったと発表されているが、その何パーセントが海外かは公開されていない。

Rokuは$50から$100のストリーミング・メディア・プレーヤを売っている。また、ゲーム、サブスクリプション、オンデマンドの番組の販売もそのポータルで提供しており、その収入も得ている。チャンネル(アプリ)自体は公開されているSDKを使い、書くことが出来、Rokuに対してライセンスを払う必要は無いが、Rokuは有料でチャンネルのプロモーションをするサービスを提供している。

Rokuは、そのストリーミング・メディア・プレーヤの販売に力を入れていくだけでなく、スマートTV向けのプラットフォームの開発を始めている。すでに、そのMHL対応のStreaming Stickは、テレビを簡単にスマート化する製品としてテレビメーカーにOEM提供されている。RokuをスマートTVのプラットフォームとして採用する事の最大のメリットは750以上あるチャンネル(アプリ)数である。スマートTVの難しさはいかに早く、多く、ポピュラーなアプリを揃えるかであるが、Rokuはこの問題を解決する。

Rokuは最近ActiveVideoのCloud TVへの対応を発表した。Cloud TVはスマートTV向けのコンテンツ配信のプラットフォームで、1つのアプリで、全部のCloud TVのチャンネルに対応する事が出来る。現在、Cloud TVはNet2TVのPortico TVが採用しており、Portico TVは現在、PhilipsのスマートTVだけが対応しているが、RokuがCloud TVクライアントを提供する事で、可能性は大きくと広がる。

Hillcrestがカムバック

Hillcrest LabはComcastのハイブリッドSTBのRDK(Reference Design Kit)のライセンスを得て、ケーブルTV市場にカムバックする準備をしている。HillcrestはLG、Roku、それにIntelの未公開のSTBで採用されているモーション・コントロールの技術で知られているが、元はスマートTVのプラットフォーム開発で始まっている。Hillcrestは2001年に設立された会社で、HoME(Home Media Environment)と呼ばれるTV向けのOSの開発をしていた。まだスマートTVと言う言葉もない時で、HoMEは失敗したが、そのインタフェース操作の為のモーション・コントロール技術をSTBのリモコンとしてケーブルTV事業者に売り込もうとした。しかし、ケーブルTV事業者に物を売り込むのは容易ではなく、閉鎖されているSTBへの機能追加も大変な事で、この計画も失敗した。結局、HillcrestはメディアセンターPC向けのコントローラとしてLoop TVを発表し、その技術をライセンスする事で生存してきた。

Hillcrestは、ケーブルTVのインタフェースも高度化しており、既存のリモコンでは簡単に操作が出来なくなっており、モーション・コントロールの需要が高まっているだけでなく、ComcastのRDKはSTBとのインテグレーションを容易にし、再参入の機会があると考えている。

CBSがTVGuide.comを買う

3月にCBSはOne Equity PartnersからTV Guide社の50%を買った。残りの50%は映画スタジオのLionsgateが持っている。5月にCBSは、LionsgateからTV Guide社のTV Guide Digitalを買い、TV Guide Digitalは100%、CBSの持ち物となった。TV Guide Digitalが持っている、ポータルのTVGuide.comと関連アプリはCBS Digitalの運営となる。テレビネットワークのTV Guide Networkは引き続き、CBSとLionsgateの共同保有になる。

NAB 2013

NAB展示会の展示社数は1,600社で、面積は2012年の815,000平方フィートから900,000平方フィート(8.36万m2)に増えた。登録した参加者は92,414人で、昨年の実際の参加者の91,565人を僅かに上回っている。しかし、参加者は少なく見えた。登録しても来ない人もおり、実際の人数は昨年より少ない可能性はある。また、平均宿泊日数が減っているとも聞く。海外からの参加者は全体の約26%で、増加している。と言うことは、アメリカ国内の参加者は減少をしている事になる。昔のNABは全米の地上波放送局関係者の大パーティであったが、状況は変わっている。