YouTubeサブスクリプション・サービス

YouTubeは既存の広告ベースのチャンネルに加え、53の有料サブスクリプション・チャンネルをスタートさせた。料金形態はパッケージ制ではなく、チャンネル毎の料金で、チャンネルは月額$0.99から$5.99の範囲である。また、年間料金も設定されている。例えば、月額$2.99のJim Hensonチャンネルの年間料金は$24.99となっている。14日間の視聴は無料である。

YouTubeはまた、モバイル端末からの視聴が大きくと増え、アメリカでは40%を占めるようになったと発表した。世界的には25%がモバイルからの視聴である。モバイルからの視聴の増加、それに新しいモバイルアプリの発表で、YouTubeのモバイル広告収入は過去6ヶ月間で3倍に増えている。

Netflixのシェアが落ちる

サブスクリプション型のインターネット・ビデオ・サービスにおいて、Netflixは依然としてトップで、NPD Group によると、2013年第1四半期では89%のシェアがあった。しかし、前年同期の93%から落ちている。この間、Hulu Plusは7%から10%に増え、Amazon Primeは1%から2%に増えた。複数のサービスへの加入が増えており、Netflixオンリーの利用者は、76%から67%に落ちている。

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Microsoft Xbox One

MicrosoftがXbox 360の後継機種Xbox Oneを発表した。Xbox Oneは、ゲーム機以上にエンターテイメント・センターとしても機能を重視した物になっているが、STBではない。TiVoの様にCableCARD機能は無く、多チャンネルサービスを見るのには別途STBが必要になる。しかし、HDMIパススルーを使い、テレビのインプットを切り替えること無く、Xbox Oneをつないだまま多チャンネルサービスを見ることが出来る。音声コマンドで多チャンネルサービスに切り替えるだけでなく、音声で見たいチャンネル名前(例えば、ESPN)を指定する事が出来る。これまでのXbox 360と同様に様々なOTT-Vのコンテンツを見ることが出来、新たなXbox Oneのインタフェースで様々なエンターテイメントのコントロールが出来き、TiVoより、Google TVに近い製品となっている。Google TVは、DISHとの協力を得た以外、多チャンネル事業者とのパートナーシップは無く、Google TVと多チャンネルサービスの連携機能は殆ど使われていない。これはMicrosoftの課題の1つである。

Xbox Oneでは、Netflix、Vudu等のOTT-Vにアクセス出来るだけでなく、NFLとの独占契約でビデオを含めたフットボール関係のコンテンツを得る事が出来る。Microsoftはまた、343 IndustriesとSteven Spielbergとの契約で、ゲームのHaloに基づいたオリジナルシリーズを制作する予定である。

CableCARD製品

ケーブルSTBのCASを別途CableCARDとして提供する事で、ケーブルTV対応のTV、チューナを市販で買えるようにする事が、CAS内蔵禁止規制の目的であったが、成功していない。FCCが発表したデータでは、2013年第1四半期に市販された製品向けに導入されたCableCARDは4,000台でしかない。これまでに、市販製品向けの導入されたCableCARDの合計は604,000台である。最も導入台数が多いCableCARD対応の製品はTiVoである。しかし、CableCARD対応製品が新たに2つ加わる。
1つは、Ceton社のInfiniTV 6で、これはメディア・センターPC向けのチューナで、PCIカードのInfiniTV 6 PCIeと、イーサネット対応でホームネットワークに接続するInfiniTV 6  ETHの2つのモデルがある。共に、6つのQAMチューナを内蔵している。

もう1つはSamsungのSmart Media Playerで、これはまだ未発表だが、FCCのへの申請で明らかになっている。Samsungの製品は、ケーブルTV向けSTBとNetflix等のOTT-V向けストリーミング・メディア・プレーヤを統合した製品である。TVチューナを搭載した製品にはアナログチューナの搭載も求められているが、この製品にはアナログチューナは無く、FCCへの免除申請が行われている。Samsungは、製品が市販になるかは、FCCの免除のタイミングで決まると語っている。

Fan TV:メディア・プレーヤ

ストリーミング・メディア・プレーヤは、多チャンネルサービスに対抗し、コードカッティングを招く製品になると思われ、製品の広告は、コードカッティングの可能性を重視したものであった。しかし、OTT-Vサービスはコードカッティングを招いてなく、多くのコンシューマは多チャンネルサービスとOTT-Vサービスを共に利用している。新しく発表されている、ストリーミング・メディア・プレーヤは、コードカッティングではなく、多チャンネルとの共有を狙った物になっている。MicrosoftのXbox OneはHDMIパススルーで、STBとの共存を可能にし、SamsungのSmart Media PlayerはケーブルTVのチューナを内蔵している。

FanhattanのFan TVも同じコンセプトの製品だ。iPad等向けにコンテンツディスカバリー、コンテンツアグリゲーションのアプリを提供してきたFanhattanのFan TVは見た目が良いインタフェース、それにボタン無しのタッチリモコンと言う新しい操作方法を提供する。Fan TVはNetflix等のOTT-Vに対応するが、Xbox Oneと同じに多チャンネルサービスとの共存を謳っている。Fan TV自体にはケーブルTVのチューナは無く、何らかの形でケーブルTVのコンテンツをIPで受ける必要がある。Time Warner Cable、Cablevision等は番組のIPでの同時再配信をしており、ComcastのX1はQAMからIPへのリアルタイム変換が可能になっている。しかし、これらのサービスにFan TVをつなぐには多チャンネル事業者の協力が必要になる。Fan TVは、良いアイデアを多く持った製品だが、成功をするかは多チャンネルサービス事業者が協力するかにかかっている。