ストリーミング・メディア・プレーヤは、多チャンネルサービスに対抗し、コードカッティングを招く製品になると思われ、製品の広告は、コードカッティングの可能性を重視したものであった。しかし、OTT-Vサービスはコードカッティングを招いてなく、多くのコンシューマは多チャンネルサービスとOTT-Vサービスを共に利用している。新しく発表されている、ストリーミング・メディア・プレーヤは、コードカッティングではなく、多チャンネルとの共有を狙った物になっている。MicrosoftのXbox OneはHDMIパススルーで、STBとの共存を可能にし、SamsungのSmart Media PlayerはケーブルTVのチューナを内蔵している。
FanhattanのFan TVも同じコンセプトの製品だ。iPad等向けにコンテンツディスカバリー、コンテンツアグリゲーションのアプリを提供してきたFanhattanのFan TVは見た目が良いインタフェース、それにボタン無しのタッチリモコンと言う新しい操作方法を提供する。Fan TVはNetflix等のOTT-Vに対応するが、Xbox Oneと同じに多チャンネルサービスとの共存を謳っている。Fan TV自体にはケーブルTVのチューナは無く、何らかの形でケーブルTVのコンテンツをIPで受ける必要がある。Time Warner Cable、Cablevision等は番組のIPでの同時再配信をしており、ComcastのX1はQAMからIPへのリアルタイム変換が可能になっている。しかし、これらのサービスにFan TVをつなぐには多チャンネル事業者の協力が必要になる。Fan TVは、良いアイデアを多く持った製品だが、成功をするかは多チャンネルサービス事業者が協力するかにかかっている。
