YouTubeでのユーザ投稿ビデオ(UGC)が話題になり始めた頃、Time Warner Cable(TWC)はUGC専用のチャンネルを作った。TWC加入者が投稿したビデオから良い物を選び、TVチャンネルで放送をした。しかし、UGCから双方向性を取ったらその価値は大きくと減り。このチャンネルは長続きしなかった。Googleは最近、IPTV事業者のEPGにYouTubeビデオを流す事を提案している。専用のYouTubeチャンネルはでり、EPGチャンネルの画面の一部にYouTubeを流すのは良いアイデアかも知れない。特に、GoogleがEPGのデータ、UIを含め、EPG全体を提供してくれれば利用者は増えるであろう。
AmazonがLovefilmのブランドを止める
AmazonはそのストリーミングビデオのサービスをAmazon Prime Instant Videoに統一し、欧州で使われてきたLovefilm Instantの利用を止めていく。Amazonは2011年にDVDの郵便レンタルサービスのLovefilmを買収し、欧州ではストリーミングビデオのサービスをLovefilm Instantで提供して来た。AmazonはPrimeサービスにLovefilm Instantを取り込み、英国では年間79ポンドで提供する。DVDの郵送レンタルのサービスはLovefilmの名前で続けていく。
TiVo創立者の新製品
TiVo創立者のMichael Ramsay氏とJim Barton氏が新たに設立した会社、InVisioneerが開発したストリーミングプレーヤのQplayが発表された。QplayはHDMIでテレビに接続するRokuの様なデバイスであるが、TiVoとは違いそれ自体では使うことが出来ない。Qplayを使うにはiPad上のアプリが必要で、利用者は様々なソースからのビデオをQplayのアプリで集め、順序を入れ替え、連続再生が出来る。再生はiPadのアプリ上でも行う事が出来るし、Qplay経由でテレビで再生する事も出来る。ストリームはビデオソースからQplayに送られるので、Qplayでの再生が始まれば、iPadでは他のアプリ使う事が出来る。Chromecastに似ているが、Qplayの特徴はそのアプリで、コンテンツを様々なソースから見つけ、まとめて再生する事が出来る。
Qplayは現在、アーリーアダプター向けに$49で発売されている。アプリ、サービス共に無料だが、Android向けアプリはまだ無い。Qplayはサービスの有料化を考えている様である。TiVoのEPGのようにコンテンツの発見を容易にする技術の提供と思われるが、有料コンテンツの配信との意見もある。
Ramsey氏は2005年に、Barton氏は2012年にTiVoを辞めている。TiVoはReplayTVと共にDVRのパイオニアの1社である。同時にDVRに開発を行っていたReplayTVの設立者、Anthony Wood氏は現在、RokuのCEOである。
Rokuが800万台を出荷
Rokuは800万台目のストリーミングプレーヤを出荷したと発表した。Rokuは年内にIPOをする事を検討しているとも報道されている。2013年4月に500万台との発表があったので、約10ヶ月間で300万台を出荷した事になる。Rokuの出荷は2008年に始まっている。Apple TVの出荷台数は1800万台で、Rokuより1000万台多い。しかし、Apple TVは世界で販売されており、その最大の利用はAirPlayのためであり、アメリカにおけるストリーミングプレーヤとしてはRokuの方が利用されていると推定されている。StreamingMedia.comによるとRokuでストリームされたビデオは2013年に75%増え、17億時間に達した。Rokuユーザは平均で週13時間のビデオをRokuで見ている。
Apple CEOのTim Cook氏はApple TV関連の売上は昨年に10億ドルを超えたと発表した。この売上にはApple TV本体の売上だけでなく、iTunesでのコンテンツの売上も入っている。ここにApple TVのストリーミングプレーヤとしての問題がある。Apple TVでNetflix等のサービスを見ることが出来るが、Appleにはその収入は入らない。Rokuのように数多くのアプリ(チャンネル)を提供するのではなく、iTunesの売上をあまり妨害しないアプリの選択が重視される事になる。
Rokuのストリーミングスティック
Googleは$35でChromecastスティックを発売しているが、RokuもテレビのHDMI端子に接続するスティック型のストリーミングプレーヤを$50で発売開始した。Roku Streaming Stickはリモコンが付いてくるが、Roku 2、Roku 3のリモコンにある様なヘッドホン端子は無い。ChromecastはHDMI CEC対応で、テレビの電源操作をする事が出来るが、Roku Streaming Stickにはその機能は無い。Rokuに取りこれは2つ目のスティック型のストリーミングプレーヤになる。Rokuは1年以上前にMHLベースの製品を発表している。この製品はTVベンダー向けで、一般には販売されていない。MHLを使う事で電源アダプターが不要になっているが、MHL対応のテレビでしか使う事が出来なかった。
