NBCがTVEでの配信を開始

地上波ネットワークのNBCもTV Everywhereベースでの番組のキャッチアップ配信とライブ配信を開始した。NBCはテレビシーズン開始の9月からTVEでの配信を開始する予定であったが、延期になっていた。最初はライブ配信はNBC加盟局の地域でも提供する予定と発表されていたが、現時点では、NBC保有局のある地域に限定されている。

TV Everywhereの課題は、認知度がまだ低く、利用が少ない事で、NBCUniversalは1月からTV Everywhereの啓蒙を目的とした「Watch TV without a TV」のCMキャンペーンを開始し、NBCUが提供しているNBC、E! Now、Bravo Now、MSNBC、NBC Sports Live Extra等のTVEアプリを紹介する。CTAM(Cable & Telecommunications Association for Marketing)によると、TV Everywhereの 認知度は1年前の19%から54%に増えている。

Fox Newsが13年連続トップ

多チャネルサービスにおけるニュース専門チャンネルとしてFox Newsが13年連続でトップの座を維持している。25歳から54歳の年齢層におけるFox Newsのプライムタイム視聴者数は176万人であった。視聴者数は3%アップをし、CNN、MSNBC、HLN(Headline News)により大きな差を付けた。2位はMSNBCで59万人(8%ダウン)、3位はCNNで51.5万人(9%ダウン)であった。4位のHLNはCNN系のチャンネルで視聴者数は33.5万人(15%ダウン)であった。

TabletTVがサービス開始

タブレットから地上波放送の視聴と録画を可能にするMotive社のTabletTVのサービスがサンフランシスコで開始され、受信に必要なT-Podと呼ばれるデバイスの注文受付が始まった。T-Podは受信したデジタル地上波をWiFiで再送信するポータブルデバイスで、内蔵の7 GBのメモリー、あるいはMicro SDカードに録画をする事も出来る。受信する放送はATSC-MHではなく、通常のデジタル放送なので、車で移動中の受信は出来ない。T-Podは$89.95で発売されている。TabletTVのビジネスモデルはデータ放送を使った有料コンテンツの提供であり、その配信はGranite BroadcastingのKOFY局が行う。

多チャネルネットワークの視聴がダウン

視聴者調査のNielsen社によると、18歳から49%歳の年齢層における多チャネルサービス向けネットワークの視聴者は2013年から8%の減少をした。トップ10ネットワークの内、視聴者増えたのはESPNだけであった。

多チャネルネットワーク視聴者数(18~49歳)

順位 ネットワーク 2013年視聴者数 2014年視聴者数 %差
1 ESPN 995,000 1,010,000 2%
2 Turner Broadcasting (TBS) 1,052,000 912,000 -13%
3 USA Network 1,036,000 896,000 -13%
4 FX 800,000 745,000 -7%
5 TNT 822,000 722,000 -12%
6 Discovery 683,000 645,000 -6%
7 AMC 668,000 643,000 -4%
8 History 777,000 635,000 -18%
9 Family 597,000 585,000 -2%
10 Bravo 577,000 541,000 -6%
11 Arts and Entertainment 805,000 537,000 -33%
12 Adult Swim 605,000 535,000 -12%
13 Food 492,000 490,000 0%
14 MTV 519,000 487,000 -6%
15 Comedy Central 540,000 483,000 -11%
16 Lifetime 525,000 470,000 -10%
17 Syfy 505,000 469,000 -7%
18 TLC 463,000 453,000 -2%
19 Spike 456,000 450,000 -1%
20 VH1 420,000 447,000 6%

Nielsen

HBOはOTTにMLBAMを使う

HBOはそのTV EverywhereのサービスHBO Goを2010年にスタートさせている。このHBO Goは社内開発であり、この為にHBOはMicrosoftのXboxチームからOtto Berkesを引き抜いた。しかし、HBOが来年に開始するSVODサービスでは、HBO Goの既存プラットフォームを使うのではなく、MLB(Major League Baseball)が持つ配信サービスのMBL Advanced Mediaへのアウトソースを決めた。Fortune誌は、HBOはOtto Berkesにこれ以上の勢力を与えることは危険だと判断したと報じている。HBOがMBLAMを使う事を発表した後で、Otto BerkesはHBOから辞職した。