DiscoveryがEurosportsを買収

Discovery Channelで知られるDiscovery Communicationsは欧州のスポーツ専門ネットワークのEurosportsを買収した。Discoveryは2012年にEurosportsの20%を買い、1年前に投資を51%までに上げていた。今回、残りの49%を€4.91億でFTIから買収した。1989年に衛星で放送開始したEurosportsは現在54カ国、20言語で放送をしている。同社は欧州の多くの国における2018年と2022年のオリンピック放映権を持っている。

FiOS、U-verse加入者増加がストップ

多チャンネルサービスの加入者は減少してきたが、VerizonのFiOS TVとAT&TのU-serveは好調に加入者を増やしてきた。しかし、第2四半期ではその増加がストップした。FiOSのQ2での加入者増加は26,000世帯で、前年同期の100,000世帯から大きく減った。Verizonによるとパッケージ料金が安い、Custom TVへの関心は予想以上で、新規加入者の3分の1はCustom TVの加入者であった。低価格のパッケージへの加入者が増えている事で売上も減少していく。FiOSインターネットへの加入者は72,000世帯増えたが、これも前年同期の139,000世帯の増加と比べると50%近い減少である。

AT&T U-verseは22,000万世帯を失った。サービスを開始して始めてのロスになる。前年同期は190,000万世帯の増加があった。U-verseブロードバンドは241,000世帯の増加をしたが、DSL加入者が減っており、光とDSLの合計では136,000世帯の減少があった。AT&T U-verse TVの加入世帯は597万で、FiOS TVの576万世帯よりまだ多い。

ケーブルTV事業者も加入者を失っているが、Comcastの減少は6.9万世帯で、Time Warner Cableは4.5万世帯と少なかった。TWCの4.5万のロスは2008年以来のベストである。しかし、この1年で23.7万世帯を失っている。そのTWCを買収しようとしているCharterは3.3万世帯を失い、前年同期の2.9万人より4000人多いロスであった。Cablevisionは第2四半期に1.6万人を失ったが、前年同期のマイナス2.8万より向上をしている。

衛星事業者のDishはQ2で8.1万世帯を失った。前年同期の4.4万人より大きな減少であった。同社のOTT多チャンネルサービスのSling TVの加入者は発表されていないが、30万人に達していると推測されている。第2四半期の多チャンネルサービスの加入者減少は約30万世帯である。

Comcastの加入者減少は6.9万世帯

Comcastの第2四半期の加入者減少は69.000世帯であった。これは前年同期の144,000世帯減の半分以下であり、Q2の減少としては過去9年間で最も少なかった。ケーブルTV事業の売上は6.3%上昇した。加入者の損失が減ったのはX1の導入により、加入者の満足度が高まる為で、ComcastはX1の導入を加速している。X1への加入率は第2四半期でComcast全体の35%に達している。

Comcastは7月にサンタバーバラ、ストックトン等の中部カリフォルニアの都市でX1上でのクラウドDVRの提供を開始した。X1のクラウドDVRでは同時に4つのチャンネルを録画出来、宅外からモバイル端末で録画した番組を再生する事が出来る(一部のネットワークは契約上出来ない)。現在、500 MBの容量がクラウドで提供されている。Comcastはこれで、ほぼ全てのX1サービスが提供されている地域でのクラウドDVRの提供が完了し、年末までには100%に達すると発表している。

X1自体のDVR機能はこれまでは5チャンネル同時録画可能であったが、7月のソフトウェア/アップグレードで、6つ目のチューナも利用可能となった。X1は6チューナ内蔵だが、ソフトウェアの制限上、6つ目のチューナは利用不可能であった。

ComcastはX1をケーブルTVの標準プラットフォームとする考えであり、ライセンスを提供するRDK Management LLCをTime Warner Cableとの協力で設立し、Cox、それにカナダのShawがX1採用に関心を占めている。X1プラットフォーム普及の為にComcastはX1上の新たな機能をテストするOCATS(Open Cable Automatic Test Solution)を最近発表している。

新たなX1上でのサービスとして、ComcastはEAの協力でクラウドベースのゲームを開始する予定で、7月から利用者限定でのテストを開始した。利用者はクラウド上のEAのFIFA、PGA等のゲームをX1からプレイする事が出来る。コンセプトは手軽にゲームを楽しむ事で、事前のソフトウェアのダウンロード、あるいはコントローラーの購入等を不要にする事で、タブレット、あるいはスマートフォンをゲーム・コントローラーに使う。価格は決まっていないが、毎月更新される50程度のゲームタイトルを月額$10程度で提供する予定。

また、ComcastはX1の次世代モデルのXG2のテストを始めている。テストの規模は不明だが、一部の利用者はXG2を受け取った様である。XG2はHDDを内蔵しないゲートウェイで、DVR機能はクラウドで行われる。XG2自体にも内蔵メモリー(SDカード)があり、1時間程度のトリックプレーが出来る。XG2はSamsung、Pace(Arrisが買収)、それにCisco(Technicolorが買収)が製造をしているが、どのモデルがテストされるのかは不明。

WoWがTiVoを採用

イリノイ、ミシガン、カンザス、インディアナ、オハイオで80万世帯の加入者を持つケーブルTV事業者のWideOpenWest(WoW)はTiVo機能を搭載するSTBを提供する。WoWの使うTiVoベースのSTBはEvolution Digitalが製造する。WoWの計画のユニークな点はEvolutionの提供するSTBは、CableCARDを採用せず、DVR機能もない。デバイスは基本的にはCableCARD搭載が免除されているDTA(Digital Terminal Adapter)である。DTAのQAMは単方向であるので、EPG、VOD等の機能は無い。しかし、このDTAはIP対応のハイブリッド型であり、TiVoの番組データはインターネットで更新され、Netflix、Amazon、Vudu等のOTTサービスに対応する。このSTBは単体でOTT対応のSTBとして導入するだけでなく、TiVoのDVRと一緒にし、マルチルームDVRとして導入する事も出来る。また、DVR機能をクラウドで提供する事も出来る。WOWはすでにArris製のハイブリッドDVRを導入し、すでにSTBからNetflixとHuluを利用する事を可能にしている。

SuddenlinkがGbitサービスを開始

150万の加入者を持つケーブルTV事業者のSuddenlinkはカレッジステーション(テキサス)等の4地域でGigabitサービスを開始した。同社は2017年末までにその90%のサービス地域でGigabit速度のブロードバンドを提供する。Googleに加え、AT&T、Cox、CenturyLink等がすでにGigabitサービスを開始しており、Comcastは2 Gigabitのサービスをテストし始めている。現在、Cox、Comcast共にGigabitサービスは光ファイバーで行うが、Suddenlinkはケーブルモデム(DOCSIS 3.0)を使い、32チャンネルを束ねて最大1.2 Gigabitを提供する。

Comcastの2 Gigabitのブロードバンドサービス、Gigabit Proはフロリダ、イリノイ、インディアナ、ミシガン、テネシー、カリフォルニアの一部でテストサービスが開始されている。SuddenlinkのGigabitサービスの月額は$100~$110で、ComcastのGigabit Proは月額$299となっている。