AT&TがDirecTV買収を完了

AT&TはDirecTV買収の許可を得、その直後に$485億の買収を完了させた。これにより、AT&Tのアメリカ国内の多チャンネルサービス加入世帯数は2600万世帯になり、2230世帯のComcastを抜いた。また、DirecTVの中南米の1.91億の加入者も得、AT&Tは世界最大の多チャンネルサービス事業者となった。この買収により、AT&Tはテキサス、ワシントン、コロラド、ペンシルバニアで地域スポーツネットワークを持つRoot Sports、それにTennis Channel、MLB Network、NHL Network、Game Show Networkの一部も得た。

ComcastによるTime Warner Cableの買収と比べ、今回の買収はかなりスムーズであった。ComcastとTWCは同じ事業で買収後は多チャンネルサービスとブロードバンドの両方で大きなシェアを得るのに対して、AT&TとDirecTVは重複する部分が少ない。また、ComcastはNBCUniversalを持ち、コンテンツ分野でも大手である事も反対を強くした。

ComcastがIPビデオサービスを発表

Comcastは月額$15のインターネットで配信されるビデオサービス、Streamを発表した。StreamはNBC、ABC、CBS、Foxの4大ネットワークを含む、10程度の地上波局の再送信とHBOで構成される。サービスは夏の終わりにボストンで開始され、その後、シカゴとシアトルでもサービスが始まる。

Streamはライブでネットワークの番組を配信する以外、クラウドDVRに録画(20時間)する事が出来る。DVRされた番組、それにXfinityが提供しているVODサービスの番組は屋外で視聴する事が出来るが、地上波のライブ視聴は加入者の宅内に限定されている。受信出来るデバイスはiOS、Androidで、Roku、Apple TV、スマートTV等はサポートされていなく、基本的にTVを持っていない人達が対象である。

コンテンツ料の高騰

SNL Kagan社は2021年における地上波局の再送信料は$103億になるとの予測を発表した。同社は2015年の再送信料は$63億になり、2020年の料金を$93億から$98億と修正した。これは年平均で8.5%の値上になる。SNL Kagan社は多チャンネルネットワークの放送料の値上はさらに大きく、年平均10%と予測している。このレベルでの値上げが行われると2018年での地上波局の平均再送信料と主要な多チャンネルネットワークの放送料は下記のようになる。