トランプ政権の影響

今回の大統領選が大きな話題になった理由の一つにトランプ次期大統領とメディアの喧嘩があった。CNN、Fox News等のニュースチャンネルに取り、今回の大統領選は最高であった。話題が多く、昨年から視聴者数を増やした。その話題の多くはトランプ氏の過激な発言であり、さらなる刺激的な発言を求め、メディアは彼を挑発してきた。トランプ氏はその挑戦に応え、メディアとの喧嘩になる。リベラルなCNNとの争いは当然だが、保守的なFox Newsとも喧嘩し、トランプ氏は2015年9月に1週間のFox Newsへの登場をボイコットし、2016年1月にはFox News主催の共和党候補討論にも参加をしなかった。

視聴率には良いかもしれないが、トランプ次期大統領に不誠実だと批判されているメディアに取り、難しい4年間になるかも知れない。

SVODサービス利用者が減少

TiVo子会社でコンテンツディスカバリーのソリューションを提供しているDigitalsmithsの「Q3 2016 Video Trend Report」(https://goo.gl/oDGEi1)によると回答者の82.4%は多チャンネルサービスに加入していた。多チャンネルサービスに加入していない17.6%の内、過去1年の間に多チャンネルサービスから脱退したのは17.9%で、その理由として82.9%が料金が高すぎると応えている。2番目の理由はNetflix、Hulu等のOTTサービスに加入している(59.5%)であった。

多チャンネルサービスに払っている月額(VOD、電話、インターネット等は含まない)としては$51から$75が25.7%で最も多く、$76から$100が23.6%で2番目に多い。しかし、$101以上を払っている人も34.9%と多い。HBO等の有料チャンネルへの加入率は40%であるので、有料チャンネルを含まない料金は$100以下で、有料チャンネルを加えると$100を越している事になる。

AT&TがDirecTV Nowを開始

AT&Tは11月30日からOTTベースの多チャンネルサービス、DirecTV Nowの提供を開始した。DirecTV Nowは$35からスタートし、4つのパッケージがある。$35で100チャンネルと言われていたが、$35のパッケージのチャンネル数は60でしかない。しかし、プロモーション期間中は$100チャンネルのパッケージ(通常$60)が$35で提供される。

$35のパッケージ(Live a Little)にはESPN、Fox News、CNN、MSNBC、FS1、Discovery、Disney等の加え、一部の地域で、ABC、Fox、NBCの地上波が含まれる。CBSは含まれていない。CBSはPlayStation Vueにあるが、Sling TVにも無い。基本パッケージの金額はSling TV($20と$25)より高く、PS VueのAccess($40)より安い。チャンネル的にはSling TVのOrange + Blue($40)、あるいはPS VueのCoreに($45)近く、コストパフォーマンスは若干高い。しかし、DirecTV NowにはDVR機能が無い。PS Vueは28日間の録画機能があり、Slingは100時間に録画機能を追加する予定である。

4K TV: 1000万台出荷

Consumer Technology Association(CTA)は2016年第4四半期の4K TV販売台数は450万台になり、今年の出荷台数は1000万台になると予想している。CTAの予想ではQ4に販売されるTVはの56%は4Kになると予想しており、2016年の4K TVの出荷台数は

盛況なNAB New York

2014年にNABは毎年秋にニューヨークで開催されていたContents Communications WorldとSatellite Communications(CCW+Satcon)の展示会を買収した。CCW+Satconの参加者は減り、2014年ではたったの6,493人であった。NA