スーパーボウルLIのストリーミング

スパーボウルのライブストリーミングは2012年に始まり、今年で6回目になる。スパーボウルのインターネットでの配信は無料で行われてきた。スーパーボウルの放送権はNBC、CBS、Foxの3ネットワークが持ち、順番に放送とライブストリーミングしている。2015年(NBC)まではインターネット配信の広告は放送とは別に売られていた。インターネット配信の広告に対する関心は低く、2015年のNBCの放送では70以上のスポンサーが付いたが、ストリーミングでの広告には18社しか参加しなかった。

競売は今ラウンドで完了

テレビ放送の周波数帯域競売は第4ラウンド(84 MHzが競売対象)で完了する事が確実になった。1月13日に終了したリバース・オークションは第3ラウンド(108 MHz)の$200億ドルの半分の$100億に下がった。フォワード・オークションは1月18日に始まっている。競売されるのは84 MHzからガードバンドを除いた70 MHzで、5つの10 MHz帯となる。リバース・オークションで決まった最低金額は簡単に超え、第4ラウンドで競売は完了になる。2月3日時点では$200億に近づいている。

「テレビ」とはNetflixの意味

SVODサービスの普及により、「テレビ」の意味が変わってきている。Hub Entertainment Researchが1,300人の16歳から74歳の人を対象に行った調査では16歳~24歳に取り、「テレビ」はNetflixを意味する様になっている。「テレビを見る」と言った場合、Netflix、あるは放送を思い浮かべるかとの問に対して16歳~24歳の72%はNetflixと答え、放送は45%であった。これに対して、55歳以上では放送が75%で、Netflixが33%でとなっている。


Hub Entertainment Research

FCCの新委員長はAjit Pai

FCCの新しい委員長にはこれまで委員であったAjit Pai氏が任命された。Pai新委員長は2012年にFCC委員された。委員としてPai氏はネットワーク中立性には反対しており、トランプ大統領の当選が決まった時に「(ネットワーク中立性)の終わりは近い」と語っている。ネットワーク中立性をいかにするかに関しての発表は無いが、ゼロレーティングはネットワーク中立性違反とする報告は撤回された。また、Wheeler前委員長が最後のまで規制化を行おうとしていた多チャンネルサービス STBの標準化(アプリ化)は白紙になり、議論の予定から外されている。

Pai委員長はATSC 3.0の導入を加速化させる予定で、放送局に対して自主的にATSC 3.0での放送を開始する事を年内に可能にする予定である。ATSC 3.0には後方互換性が無いので、放送局はATSC 1.0での放送も続ける必要性がある。ATSC 3.0放送の為に新たな周波数帯域を割当る予定は無い。しかし、同じ地域の2つの局がパートナーとなり、1つの局は両局の放送をATSC 1.0で行ない、もう1つの局はATSC 3.0で行う事を可能にする。多チャンネルサービス事業者に対してはATSC 3.0での再送信義務は無く、またTV受像機へのATSC 3.0対応のチューナ搭載義務も無い。

放送業界のM&Aは$58億

SNL Kagan社によると2016年のテレビとラジオ放送業界のM&A総額は$58.3億であった。この内、テレビ局のM&Aは53億で、全体の91%を占めた。2016年の最大の買収はNexstar社によるMedia Generalの買収である。この買収によりNexstarはNexstar Media Groupとなり、100市場で171のフル出力局を持つ会社になった。この買収総額は$46億で、2016年のテレビ放送業界のM&Aの87%を占めた。単独局のM&Aとしての最大はロサンジェルスのKFWBであった。2月にUniversal Media Accessが$800万で購入し、10月にLotus Communicationsに$1132万で売り、8ヶ月間で$320万の儲けをした。