スーパーボウルLIのストリーミング

スパーボウルのライブストリーミングは2012年に始まり、今年で6回目になる。スパーボウルのインターネットでの配信は無料で行われてきた。スーパーボウルの放送権はNBC、CBS、Foxの3ネットワークが持ち、順番に放送とライブストリーミングしている。2015年(NBC)まではインターネット配信の広告は放送とは別に売られていた。インターネット配信の広告に対する関心は低く、2015年のNBCの放送では70以上のスポンサーが付いたが、ストリーミングでの広告には18社しか参加しなかった。

2016年のスーパーボウル 50(通常はローマ数字で「L」のはずだが、ロゴのバランスが悪いとの理由で数字の「50」が使われた)を配信したCBSは、ストリーミングと放送広告を一緒にして売った。これにより、視聴者はスーパーボウル放送だけで見られる広告をストリーミングでも見る事が出来、同じスポンサーの広告を連続して見る苦痛からも開放された。それにより、CBSも利益を増やしたはずだが、批判もあった。それは、ローカル局の広告が無かった事である。ネットワークが全国広告を売る以外、地域のローカル局も割り当てられた枠で地元広告を売る。視聴率の高い、スーパーボウルでは大きな収入になる。

スーパーボウル 50ではCBSはローカル広告枠には全国広告を挿入して配信したので、ローカル局にはスーパーボウルのストリーミング配信の収入は得ることが出来なかった。CBSはCBS All Accessで殆ど全地域でローカル局の同時配信をしているので不可能ではない。しかし、スーパーボウルの視聴規模で全米210地域のローカル広告を差し替えて配信するのは技術的に大きすぎるチャレンジであった。

今年のスーパーボウル LI(51)を放送するFoxは、ローカル広告の挿入を行ない、170以上地域の局と契約した。FoxはインターネットではFox Sports Goのサイトとアプリで試合を配信し、ローカル広告枠には、視聴しているデバイスのIPアドレスをベースにその地域の局が販売した広告を挿入する。ストリーミング LIのライブストリーミングの視聴はFoxSportsGo.com、あるいはFox Sports Goのアプリから出来る。アプリはiOS、Android、Apple TV、Roku、Fire TV、Chromecast、Xbox向けがあるが、モバイル回線での視聴はVerizonに限られる。これは、VerizonがNFLとモバイル回線での独占契約をしている為である。

昨年のスーパーボウル 50は400万人がオンラインで視聴し、1分平均の視聴者数は140万であった。今年は600~700万人がオンラインで視聴すると予想されており、全体の約6%がオンラインで視聴する事になる。