Wurl TVが提供しているOTTリニアチャンネルがTiVoで視聴可能になる。Wurl TVはOTTベースのリニアチャンネルネットワークであり、Newsy、IGN、Baeble Music等のチャンネルを提供している。チャンネルはリニアで、OTT配信である。Wurl TVのコンセプトは多チャンネルサービス事業者にネットワークとしてコンテンツを提供する事で、B2Cのサービスは行っていない。多チャンネルサービス事業者はWurl TVのアプリをインターネット接続したハイブリッドSTBで走らせることで、チャンネル数を簡単に増やす事が出来る。チャンネルは広告収入で、無料であり、多チャンネルサービスが広告を売れる枠もある。TiVoでWurl TVのアプリが走るようになった事で、TiVoをDVRとして採用しているSuddenlink、RCN、Grande等のケーブルTV事業者がWurl TVの提供をする事が出来るようになる。
Comcastがモバイルに参入
Comcastがモバイル市場にカムバックした。Comcast1990年代にComcast Cellular を設立したが、1999年に撤退し、部門はSBC(現在のAT&T)に売却した。その後、SprintとのMNVO契約でモバイル電話のサービスを提供した事があるが、2011年に撤退した。Comcastはこの時点で、モバイル通信向けに競り落としていた周波数帯域をVerizonに売った。その売却条件にMVNO契約が含まれており、今回のサービスにはVerizonのネットワークを使っている。Comcastは1600万のWiFiホットスポットを持ち、このインフラも加え、データサービスに注力したモバイルサービスのXfinity Mobileを提供する。
Xfinity Mobileには音声サービスも含まれるが、音声は無料であるだけでなく、回線料金(通常は$20程度)も無料で、サービス料金はデータに対してである。無制限の場合は1回線あたり月額$65。1 GBあたり$12の料金形態もあり、この場合はデータは家族で共有する事が出来る。ComcastのケーブルTVの「Best of X1」サービスへの加入者の場合、無制限のサービスは月額$45になる。
AT&T: DirecTVとモバイルのバンドル
AT&Tは同社のデータ無制限のモバイルサービスへの加入者に対して、DirecTV、あるいはDirecTV Nowの料金を毎月、$25割引く。DirecTV Nowの最も安いサービスは$35であるので、$10ドルの追加でモバイル回線でDirecTV Nowが見放題になる。ただし、テザリングは10 GBの上限があるので、Roku等をモバイル回線に繋ぐ場合は無制限では無い。
AT&Tはさらにデータ無制限プランの加入者には2ヶ月間HBOを無料で提供する。AT&TのU-verse、DirecTV、あるいはDirecTV NowでHBOに加入している人に対してはその料金を無料にし、それ以外の人にはHBOのTV EverywhereアプリのHBO Goに2ヶ月間のアクセスを提供する。
Verizonの話題
VerizonはFiOS TVのモバイルアプリのデータを同社のモバイルサービス上では課金対象としない事を発表した。特定のサービスでのテータを課金対象としないゼロレーティングはFCCが合法と認めている。AT&TはDirecTV Nowをゼロレート化し、VerizonもGo90をゼロレート化していた。FiOS TVのアプリも加わる事で、VerizonのモバイルサービスとFiOSの両方に加入しているユーザは、データ料金を気にする事無く、FiOS TVが提供しているVOD、140チャンネル以上の同時配信をモバイル端末で見る事が可能になる。
VerizonはまたそのビデオサービスのGo90のアプリのバージョン3を発表した。バージョン1は最初のIntelのOnCue技術をベースにし、バージョン2ではそれがVerizon Digital Media Serviceのプラットフォームに変わったが、UIには大きな変化は無かった。バージョン3はVerizonが買収したVesselが開発した物に変わり、コンテンツを見つけやすくしている。検索エンジンの見直しだけでなく、コンテンツをSaga(SiFi)、Session(音楽)、XO(エクストリーム)、Zone(ライブ)に分けている。また、Go90の一部でになるかは不明だが、AT&TのようにVerizonもOTTベースの多チャンネルサービスの提供を予定しているとの噂もある。
Verizonは同社が買収したAOLとYahooの資産を加えた部門をOathと命名した。OathはVerizonのMedia and Telematics部門の一部になる。実際にOathへの移行が行われるのはYahooの買収が完了した後の夏になる予定。VerizonのYahoo買収にAlibabaとYahoo Japanへの投資は含まれていなく、この投資を運営する会社の社名はAltabaになる。
Verizon: 固定5Gは2018年
Verizonは11地域で固定5Gサービスのテストを4月から開始する。Verizonはこのテストにより、実際の利用動向を理解し、それをベースに商業化を進め、2018年には本格的なサービス開始をすると発表している。Verizonはすでに光ファイバーへの投資は止めており、5Gがそのブロードバンド戦略になる。固定5Gは2018年から始まるが、モバイルでの5Gはその後になる。Verizonのモバイル5Gのサービス開始は早くて、2019年末から2020年になる。
