コネクテッドTVの普及

Nielsenの調査ではスマートTVとストリーミング・プレーヤの普及率はそれぞれ29%と23%に達した(コネクテッドTV全体は34%の普及率)。もっと、利用が多いストリーミング・プレーヤはRokuとApple TVであった。これらのコネクテッドTVを利用している世帯は平均で、月に15日利用し、利用している日の平均視聴時間は3:30を超えている。

Nielsenに競合するComScoreによるとストリーミング・プレーヤの利用はスマートTV以上で、ブロードバンド世帯の37%に普及している。OTTビデオを見る他のオプションとしては、ゲーム機が31%、スマートTVが27%、Blu-rayプレーヤが8%と報告している。ComScoreによると、最もポピュラーなストリーミング・プレーヤはRokuでブロードバンド世帯の18%に普及している。2位以下ははFire TV(12%)、Chromecast(8%)、Apple TV(5%)となっている。

VRヘッドセットの40%はおまけ

VRヘッドセットの市場は大きく成長をしているが、必ずしも消費者が自ら購入している訳ではない。IBB Consulting社が3199人を対象に行なった調査によると、VRヘッドセットを持っている人の56%は購入しているが、残りの44%はスマートフォン等の購入時に無料で得ている。有料で購入した人の30%は99%以下支払い、20%は$100から$500を支払っている。

MGMがEpixを買収

Metro-Goldwyn-Mayer(MGM)は多チャンネルサービスの有料チャンネル、Epixの株をこれまでの共同出資者のViacom/ParamountとLionsgateから$10.3億で買い上げた。Epixは2009年にMGM、Viacom、Paramountの3社が設立した。株式配信はViacomが49%、Lionsgateが31%、MGMが20%であった。Lionsgateは2015年にLiberty Globalが買収し、2016年にLionsgateはEpixに競合するStarzを買収している。

CNNがVR部門を設立

ニュース専門ネットワークのCNNのCNN Digital部門はCNNVRと呼ばれる、ニュース制作を360°ビデオで行う部門を設立した。CNNは昨年50本以上のVRニュースを制作しており、VR専門の部門設立により、さらに多くのVRビデオの制作をする。VRコンテンツはCNN.com/VRで配信されており、VRプラットフォームとしてはSamsung Gear/VR、Oculus Rift、Google Daydreamをサポートしている。

Hulu TVとYouTube TVはViacom無し

近日中にサービス開始予定のOTT多チャンネルサービスのHulu、それにサービスを開始したYouTube TVのどちらにもViacom系のチャンネルが無い。MTV、Comedy Central、Nickelodeon等のチャンネルを持つViacomは、チャンネルをバンドルして売るのが戦略である。Hulu、YouTubeに対しても最低で9つのチャンネルと契約する事を条件にしている。YouTube、Hulu共にサービスを$40以下に決めており、チャンネルは厳選する必要がある。例え、Comedy Centralが欲しくてもその為に他の8チャンネルを契約する事は出来ない。

Viacom系チャンネルは若い年齢層に高い視聴率を持っていたので、多チャンネルサービス事業者相手にはこの戦略で成功し、Viacomは成長した。しかし、若い層がテレビ放送を見なくなった事で、Viacomの重要性は減っている。ケーブルTV事業者でもSuddenlink等の様には数個のチャンネルのが欲しいために、Viacomの全チャンネルを契約する事は無駄とし、Viacomとの契約を切る事業者も出ている。OTT多チャンネルサービスでもSonyのPlayStation Vue昨年末にViacomとの契約を切った。Sling TVは現在、Comedy Centralだけの契約をしているが、更新時にViacomが「All or Nothing」を求めれば、契約更新はしないであろう。