多チャンネルサービス市場の変化
多チャンネルサービス市場が大きく変化をし始めている。1つの動きはOTTベースの多チャンネルサービスの登場である。Leichtman Research Group(LRG)社の推定ではSling TVとDirecTV Nowの2つのサービスだけで、2016年末での加入者は138万世帯になっている。
OTT多チャンネルサービスの増加は84.5万世帯で、19.1万世帯の衛星放送を超え、最も加入者の増加が多かったサービス形態となっている。しかし、OTT多チャンネルサービスを加えても多チャンネルサービス事業者の合計加入者数は9,363.4万世帯で、2015年末からは79.7万世帯を減少をしている。OTT多チャンネルサービスを除くと164.2万世帯を失った事になる。
テレビ放送とOTT視聴
2016年第4四半期に於けるテレビ放送(ライブとタイムシフト)の月間平均視聴時間は142時間35分で、前年同期から5時間近い減少をした。2012年第4四半期の156:24時間からは14時間近い減少となっている。減少が多いのは34歳以下で、18歳から24歳の層では視聴期間が昨年から9時間22分へっている。

Nielsen
HFC対FTTH
ケーブルTV事業者はいずれはHFC(Hybrid Fiber Coax)から光ファイバー(FTTH)に移行する必要があり、DOCSISは延命策でしか無いと言われてきた。Altice USAの様に光への移行にコミットした事業者もあるが、殆どの事業者はすぐには光にスイッチする予定は無い。逆に、最近では光ファイバーに移行する事無く、HFCでブロードバンドの高速化をするめることへの関心が増している。
FTTHへの移行が必要と言われてきた理由はさらに多くのチャンネルと、より高速なブロードバンドの両者を提供するためである。現在では、放送向けにさらに多くのチャンネル容量を確保することへのニーズは無くなっている。ケーブルTVの将来は500チャンネルのサービスとの考えは消え、ビデオサービスはオンデマンドの方向に進んでいる。これ以上にリニアチャンネルを増やす要求は無くなっていおり、逆にリニアチャンネルは減少の方向にある。
デジタル音楽市場は23%の成長
Recording Industry Association of America(RIAA)によると、アメリカの2016年音楽市場は$77億で、2015年から11%の成長をした。物理媒体での販売額は16%減り、17億ドルとなり、全体に占める割合は21.8%になっている。デジタル音楽の規模は$57.76億で、2015年から23%の成長をした。デジタルの内、ダウンロード市場は縮小しており、2016年の規模は$17.83億で、2015年から21%減ったが、ストリーミングは65%の成長をし、$38.32億の市場になっている。

RIAA
