先月号でVerizon等が衛星事業者のSESを使い、4K放送のテストを開始している事を書いたが、ウィスコンシンのMarquette-AdamsとノースカロライナのHighland Cableはテスト段階を終了させ、サービスを開始した。4Kコンテンツの調達はVivicast Mediaが行ない、ケーブルTV事業者のヘッドエンドまでの配信はSESが行う。チャンネルはNASA TV、Fashion One、4KUNIVERSE等、10ある。その内の1つはフランスのミレニアル世代を対象にしたC4K360で、エクストリーム・スポーツ等のコンテンツを4Kで配信し、さらにオンラインでは360°での配信を行っている。
Netflix加入者が1億人に近づく
Netflixの世界的な加入者数は第1四半期末で9878万人となり、1億人突破に近づいた。米国加入者は142万人増え5085万人、海外加入者は353万人増え、4789万人で、国内と海外の加入者数がほぼおなじになっている。加入者増加の合計は495万人で前年同期の674万人から26%の減少であったが、海外事業が初めての黒字になった。Netflixの郵便によりDVDレンタルサービスへの加入者は減っているが、収益の半分以上の54%はいまだにDVDレンタル事業から出ている。
別のNetflix関連の話題で、同社は中国のSVODサービスのiQiyiと契約し、オリジナルコンテンツの中国での提供を開始する。Netflixはほぼ全世界でサービスを展開しているが、中国には進出が出来ない。iQiyiが配信権を得るのはNetflixのオリジナル番組中、中国政府の許可が得られる物に限られる。
HBOがAmazonとの契約を終了
HBOはNetflixを敵視し、他の有料チャンネルの様にNetflixとコンテンツ提供の契約をしなかった。SVODでの番組配信としては、2014年のAmazonとの契約が最初であった。しかし、その後Amazonもオリジナル・コンテンツの制作に注力し、HBOは独自のSVODサービスのHBO Nowを開始し、2社は競合関係になってきた。HBOはAmazonとの契約を更新しない事を発表した。これにより、HBOのコンテンツは2018年末にAmazonから消え、HBO Now以外では視聴出来なくなる。
試用期間利用者の1/3は加入する
既存の多チャンネルサービスとは異なり、OTTベースの有料サービスの特徴の1つに加入が簡単に行える事がある。SVOD、あるいはOTT多チャンネルサービスはどれも1週間の無料試用期間がある。しかし、サービスに対して大した興味が無くても試用する、あるいは連続で試用して無料で使い続ける等の乱用は少ない様だ。Parks Associatesの調査では、殆どの利用者はサービスに加入するかを決めるために試用期間を使っており、無料で使い続ける人は1%未満である。同社によるとSVOD、あるいはOTT多チャンネルサービスの無料試用期間でサービスを試した人の32%は試用期間後にそのサービスに加入している。
CBS All Accessの利用者
CBSのSVODサービスのCBS All Accessの利用者は若い世代が主体と思われるが、CBS InteractiveのCEO Jim LanzoneはNABのコンファレンスにおいて、ミレニアル世代の加入者は30%程度で、殆どの加入者は40代の前半だと話した。同氏によると、広告無しの$10のサービス(広告付きは$6)への加入者は低い二桁だとも語った。加入者数は100万人を超えており、CBSは2020年までに400万人の加入者を目標にしている。また、CBSはCBS All Access (広告付きで$6)と同社の有料チャンネルのSVODのShowtime($11)を一緒にしたサービスを開始し、CBS全体で2020年にはSVOD加入者を800万人とする事を狙っている。
