最初に見るのはまだテレビ

Hub Researchが発表した調査結果「Decoding the Default」(http://hubresearchllc.com/reports/#)によるとブロードバンド世帯の86%は多チャンネルサービスに加入しており、その53%はDVRを使っている。多チャンネルサービスに加入している86%の世帯中、65%はSVODに加入しており、38%は2つ以上のSVODに加入している。複数のSVOD利用者は昨年から25%増えた。

SVODで利用者が最も多いのはNetflixで61%(昨年は57%)であった。2位はAmazon Prime Videoで36%(昨年24%)、3位はHuluで22%(13%)であった。3つのサービスに加入している世帯は6%で昨年の3%から倍増した。

最も重要なサービスは何であろうか? どれか1つだけしかサービス利用出来ないとしたら、どれを選ぶかの問ではテレビ放送が36%でトップであった。2位はNetflix、3位はDVRで利用者率と同じの順であるが、利用者率では22%と低いHuluが4位に入り、Amazon Prime Videoは多チャンネルサービスのVODより低かった。Huluの加入者は少ないが、Huluを頻繁に使っているのに対して、Amazon Prime Videoはやはり、Prime会員の「おまけ」と言う位置なのであろう。

HBOがハックされる

HBOがハックされ未公開のドラマエピソード、脚本、Eメールが流出し、HBOはハッカーに脅迫されている。情報の一部が公開され、HBOがハックされたのが明らかになったのは7月31日であった。ハッカーは1ヶ月分のEメール、まだ放送されていない「Game of Thrones」の脚本、「Ballers」未公開ビデオ等を公開した。HBOはセキュリティーは回復したと発表したが、ハッカーはそれに対して、穴は塞がれていなく、その証拠に新たな情報を流していくとHollywood Reporter誌にEメールした。そのメールにはHBOとは数週間交渉をしたが、合意しなかったから情報の一部を公開したとも書かれていた。

その後、ハッカーが公開したHBOからのEメールによると、HBOは7月27日にハッカーに対して、セキュリティーホールを見つけた人に提供している褒賞の$25万を最初に支払い、さらに1週間の余裕を求めた。しかし、ハッカーが求めている金額は$650万と言われており、$25万では不十分で、31日に一部の情報を公開した様だ。

その後もハッカーは未公開のビデオを流出させ、HBOを脅している。HBOがハックされたとのニュースが出たと同時にその週放送予定の「Game of Throne」のエピソードがTorrentに流れた。しかし、これはタイミング的に偶然で、流れたのはインドの配給会社のStar Indiaからであった。その後の捜査でStar Indiaの社員4人が逮捕されたが、次にはHBO自体の間違いで「Beyond the Wall」のエピソードも流れてしまい、HBOにはトラブルの連続になっている。

ATSC 3.0での再送信

VerizonはFCCに対してATSC 3.0移行後の多チャンネルサービスでの再送信に関する規制への要望を提出した。ATSC 3.0に移行した放送局はATSC 1.0での放送もチャンネル共有により続ける事が義務化されるが、VerizonはATSC 1.0で放送される番組はATSC 3.0の物と同じであり、画質は移行以前のATSC 1.0での放送と同じレベルである事を求めている。Verizonを含めた多チャンネルサービス事業者はATSC 3.0へ移行した放送局は異なる番組をATSC 1.0で配信する、あるいはATSC 1.0での画質を悪くする等で、ATSC 3.0を有利にする事を懸念している。Verizonはまた、再送信契約はATSC 1.0に限定され、ATSC 3.0を交渉の含める事を禁止する事も求めている。ATSC 3.0の再送信は任意であっても、放送局はATSC 1.0と3.0を一緒にした契約を求める可能性がある。

タブレット市場の縮小

タブレット・コンピュータ市場の縮小が続いている。IDCによるとQ2の世界でのタブレット・コンピュータ出荷台数は3790万台で前年同期から3.4%の減少であった。シェア30.1%のAppleは1140万台の出荷があり、前年同期から14.7%の成長があった。2位はシェア18.8%のSamsungで600万台の出荷があったが、0.8%減少であった。3位のHauwei、4位のAmazonはそれれぞ47.1%と51.7%の成長があり、トップ社は出荷台数は増えたが、5位のLenovoは14.6%減少、その他は24.6%の減少であった。

Q2のタブレット・コンピュータ出荷台数(100万台)

 

17年Q2

16年Q2

成長率

出荷台数

シェア

出荷台数

シェア

Apple

11.4

30.1%

10.9

25.4%

14.7%

Samsung

6.0

15.8

6.0

15.4

-0.8%

Hauwei

3.0

8.0

2,1

5.3

47.1%

Amazon

2.4

6.4

1.6

4.1

51.7%

Lenovo

2.2

5.7

2.5

6.5

-14.6%

その他

12.9

33.9

17.0

43.4

-24.5%

合計

37.9

100%

39.3

100%

-3%

IDC

固定5Gは2019年には$10億市場

AT&TとVerizonは比較的に低い投資でブロードバンドと多チャンネルサービスをより広い地域で提供する方法として固定5Gに力を入れている。Verizonは2月に11都市で固定5Gのテストを開始している。AT&Tもオースチンで固定5Gを使ったブロードバンドとDirecTV Nowの配信をテストしている。AT&Tはさらに年内にウェーコ(テキサス)、カラマズー(ミシガン)、サウスベンド(インディアナ)でも固定5Gのテストを開始する。このテストにはEricsson、Intel、Nokia、Samsungが強力する。その他、C Spireは農村地域向けに固定5Gをラストマイルとして使うサービスのテストを予定している。調査会社のSNS Researchは固定5Gのサービスは2019年には$10億市場になり、2025年には$400億の市場になるとの予想を発表している。