NielsenがNetflix視聴を調査

Nielsenは視聴者パネルを使った、Netflixの視聴率調査を行う事を開始し、A+E Networks、Disney、Lionsgate、NBCUniversal、それにWarner Brothers等が加入者になった事を発表した。視聴率調査は広告の値段を決めるための物で、広告の無いサービスには無意味であり、調査の必要は無いとNetflixは言い続けてきた。しかし、競合としてはどの番組がどの程度成功しているかは知りたく、さらにはテレビ放送の視聴率にも影響を与えている。OTTビデオを視聴可能な環境のある世帯の視聴時間の12~13%はストリーミング番組であり、その半分はNetflixである。Netflixはテレビ視聴時間の6%程度を取っている事になる。Netflixのヒット番組がリリースされた週末はBinge Watcherが増え、テレビ放送の視聴時間は減ることになる。Nielsenの発表ではThe Defendersの配信が開始された日より1週間での第一話の視聴者数は610万人となっており、House of Cards(シーズン5)とFuller House(シーズン3)の最初の1週間の視聴者数はそれぞれ460万人であった。大ヒットのStranger Thingsのシーズン2の第1話は最初の3日で1580万人が見た。また、36.1万人はStranger Thingsシーズン2の全9話を公開初日で見終わった。

しかし、Netflixはこれらの数字は全く間違っていると語っている。NetflixはNielsenの調査には協力しないので、精度は放送番組より低くなる。放送番組ではネットワークはNielsenに対して番組を認識する情報(シグネチャー)を提供するが、Netflixはこれを提供しない。Nielsenは配信された番組からシグネチャーを作り出す事は出来るが、これを騙すようにNetflixは見た目は同じ番組だが、シグネチャーが異なるバージョンも配信している。Nielsenは複数の番組からシグネチャーを取得する事で精度を上げている。また、Nielsenの調査はテレビでの視聴を測っており、モバイルデバイスでの視聴は含まれていない。

AmazonでのNFL試合の配信

AmazonはNFLの木曜の試合をPrime Instant Videoで配信する契約をしており、9月28日にその最初の配信があった。28日の配信での視聴者数は試合だけでは世界で160万人、プリゲームの番組を含めて190万人であった。昨年のTwitterでの配信では世界で210万人が同じ週の試合を見たので、これを下回った。しかし、試合を30秒以上見た人は37.2万人で、昨年のTwitterでの配信の24.3万人を上回った。また、平均視聴時間もTwitterの22分に対して、Amazonは50分で倍以上あった。Twitterの昨年Q3のアクティブユーザは3.17億人であったのに対して、Amazon Primeメンバー数は推定で8500万人である事から、Amazonの方が効率は高いと言える。

Amazonでの2週目の配信(10月5日)の総視聴者数は試合だけが15万人、プリゲームを含めると17万人で、1週目より減ったが、30秒以上の視聴者は39.1万人に増えた。平均視聴時間は同じ50分であった。

YouTubeのテレビでの視聴が70%アップ

YouTubeによる、そのビデオサービスのテレビからの視聴が昨年から70%増え、一日1億時間に達している。TVでのYouTubeの視聴にはスマートTV、Roku等のストリーミング・プレーヤ、ゲームコンソール、それにX1等の多チャンネルサービス事業者のSTBが含まれる。YouTubeの1日の合計配信時間は10億時間以上と発表されているので、コネクテッドTVでの視聴は全体の10%に近づいている事になる。

OTT多チャンネルサービスのYouTube TVもテレビでの視聴に力を入れ始めている。YouTube TVはこれまでAndroidとiOSのアプリのみで、テレビでの視聴に使えるデバイスはChromecastだけであった。しかし、YouTubeによるとテレビでYouTube TVを見ている人の方が視聴時間は長く、Android TVに加え、Roku、Apple TV、Xbox One、SamsungとLGのスマートTV等のアプリを開発していく。主要なOTTデバイスの内、AmazonのFire TVだけサポートが無い。

VRV利用者が150万人を超える

SVODのアグリゲーション・サービスを提供しているEllationのVRVの登録者が150万人を超えた。VRVはアニメのCrunchyroll、Funimation等のニッチなSVODサービスを提供している。一部のコンテンツは広告付きで無料で見ることが出来る。有料サービスサービスも提供しており、有料サービスでは広告が無くな。SVODサービスをそれぞれを単独で販売する以外、VRVのすべてのSVODサービスが見る事が出来るパッケージを$9.99で提供している。Crunchyrollは単独だと$6.95、Funimationは$5.99であり、パッケージは大きな値引きになっている。150万人の登録者の内、何人が有料加入者であるかは発表されていない。

FuboTV加入者が10万人を超える

OTT多チャンネルサービスのfuboTVはその加入者数が10万人を超えたと発表した。FuboTVはサッカー試合の配信を主体のサービスとして開始し、その後一般的なチャンネルも含むサービスになっているが、現在でもスポーツチャンネルが多い事を特徴にしている。料金は$40だが、ニューヨークでは地域のスポーツチャンネルのMSG(Madison Square Garden)とMSG+が含まれ、$45になっている。OTT多チャンネルサービスとしてはSling TVが200万世帯(推定)でトップで、AT&TのDirecTVが80万世帯で2位になっている。PlayStation Vueは20万人、YouTube TVとHulu with Live TVがそれぞれ16万人と推定されている。