Netflixの加入者数はウォール・ストリートの予想を超え、世界で805万人を増やし、2億7765万人になった。アメリカとカナダでの加入者も145万人増え、8411万人になった。売上は95.6億で、収入は$21.5億であった。広告付きプランへの加入者は34%増え、新規契約の45%を占めている。NetflixはMicrosoftのXandarの広告プラットフォームを採用してきたが、自社ソリューションを開発しており、年内にカナダでテスト導入を始め、2025年に世界的に採用を開始する。
CNNのサブスクリプション化
多チャンネル向けネットワークのデジタル/ストリーミング化は困難である。有料チャンネルのコンテンツを無料で配信することは出来ない。有料で提供しても放送の視聴者を奪うことになり、加入者のネットがゼロでは投資分が赤字になる。ドラマは放送後にストリーミングする等のウィンドウのタイミングを調整し、両方を使い分けることが出来る。しかし、ニュースあるいは、スポーツ専門のチャンネルではそれも出来ない。しかし、多チャンネルサービス加入者が減っている中、ストリーミング化をしないことはオプションではない。
Warner Bros. DiscoveryのCNNは2022年にCNN+をローンチした。共食いを避けるために、CNNチャンネルの再送信ではなく、オリジナルなコンテンツを主体にしたが、サービスは33日しかか続かなかった。CNNは現在、デジタルでのサブスクリプション・サービスを再度立ち上げるために組織再編を行っている。デジタルサービスの内容は不明だが、AIを活用したものになると発表されている。組織再編の目的はCNNの国内と国際ニュース、それにテレビ、文字(アプリ向け)、デジタルビデオの垣根を取り除くことを目的で、従業員の3%に相当する100人のレイオフされた。
TCLtv+がRoku上でローンチ
TCLはRoku搭載のスマートTVで大成功をし、RokuとTCLは良いパートナーであったが、CTVのビジネスモデルの変化により2社の関係は複雑になっている。Rokuの収入源はFASTのRoku Channelを含めた広告であったが、CTVが家庭内のハブになり始めたことで、RokuはスマートTV周辺機器のサウンドバー、セキュリティカメラ、スマートプラグ等のハードウェア分野に参入し、2023年にはついにRokuブランドのスマートTVも発売し、TCLを含めたRoku搭載スマートTVとの競合を始めた。また、スマートTVベンダーは広告プラットホーム事業に参入し、FASTサービスの提供を始めている。TCLはRoku搭載以外のスマートTVではFASTサービスのTCLtv+を提供してきたが、7月にはRokuのストリーミング・プレーヤーとRoku搭載スマートTV上でもサービスをローンチした。
TubiがUKでローンチ
TubiがUKに再参入した。TubiはUKでサービスを提供していたが、Foxによる買収の後に撤退をした。UKでは加入しているSVODの数は世帯あたり、2.5個前後で停滞しており、TubiはAVODサービスの参入チャンスと見ている。TubiはUKのサービスでは、Foxのコンテンツに頼るだけでなく、Disney、NBCUniversal、Lionsgate、Sony Pictures等ともコンテンツ契約をしている。UKではBBC iPlayer、ITVX、Channel 4等の放送事業者のAVODサービスが普及しているが、TubiはUKの放送事業者のライブラリーの10倍の規模がある。
vMVPDの問題
vMVPDは多チャンネルサービスの将来として期待された。自社で回線(あるい衛星)を持つ必要がなく、専用のSTBも不要で、サービスを提供するコストは安くなる。スマートTVが普及することで、利用者は増えるはずであった。しかし、トップ4サービス(YouTube TV、Hulu with Live TV、Sling TV、Fubo TV)の2024年Q1の合計加入者は1578万人で、Q4から50万人の減少があった。これはNFLのシーズンが終わったためで、Q3には加入者は増えるであろうが、激しいチャーンは問題である。
