パリ五輪のアメリカでの放送権を持つNBCUniversalのPeacockはハイライトビデオに実際のアナウンサーの声をベースにしたAI音声を使う。AI音声は10分間のハイライト番組の「Your Daily Olympic Recap on Peacock」で使われる。この番組は、視聴者が好きなスポーツ、関心のトピック等を指定することで、カスタマイズされる。音声はNBCのNFL、オリンピック等の試合のアナウンスをしているアル・マイケルズの声を学習し、生成される。
非テレビ所有世帯は6%
Nielsenによるとテレビを所有している世帯は2023年で1.25万世帯で前年から1%増え、テレビ世帯率は96.8%になっている。しかし、The Advertising Research Foundation(ARF)が発表した2023 DASH TV Universe Studyによると、テレビを持たずに、ビデオコンテンツをスマートフォンだけで視聴している世帯は2022年から100万世帯増え、全世帯の6%になっている。テレビを所有していない世帯数はNielsenの560万世帯に対して(ARF)は770万世帯となり、200万世帯以上の違いがある。ARFによると、テレビを所有していない世帯は増えているが、テレビを所有しているが視聴媒体はブロードバンドのみで、放送は見ていない世帯は2022年から増えていない。
Chicken Soupが破産申告
自動キオスクでのDVDレンタル事業のRedboxを持ち、SonyのAVODサービスのCrackleを買収しているChicken Soup for the Soul Entertainment(Chicken Soup)は破産申告を行った。同社はSony、NBCUniversal、Warner Bros. Discovery、Paramount Global、Walmart等に$9.7億の負債がある。Chicken Soupは1993年に自己啓発本の出版者としてスタートし、2017年にAVODのPopcornflixを買収し、ストリーミングに参入した。2019年にCrackle、2022にRedboxを買収している。
Upfront: CTV広告のCPMが落ちる
Netflixの広告付きプラン加入者が増え、さらにAmazon Prime Videoも広告付きになったことでCTV広告の在庫が増え、今年のUpfrontでは高いCPMを得ることは困難になると予想されていたが、予想以上に値段が下がっていると報道されている。Varietyの記事によると原因はDisneyで、同社はNetflixとAmazon Prime Videoからの競合を意識し、広告主からのコミットメントを得るために最大で15%もの割引をしている。他のネットワークもCTV広告のCPMを値下げしなければ無くなり、放送広告が減る中、厳しいUpfrontになってる。
今年は選挙の年であり、放送広告は昨年を上回るはずだが、通常では視聴者が増えるはずのニュースの広告枠が今年のUpfrontでは売れていないとの報告がある。スポンサーは一方的、あるいは政治的な議論の対象になるコンテンツを避けており、ニュースにも影響をしているようだ。唯一、微笑んでいるには来年2月のスーパーボウルの放送権を持っているFoxのようで、すでにスーパーボウルの広告枠の半分近くを売り終わっているらしい。
広告付きSVODを選ぶ人が過半数超え
広告付きSVODがスタートした時点では多くの人は否定的であった。しかし、サービスのコストが高くなり、広告付きを選ぶ人が増えている。Antennaの調査では、2023年Q3までは半分の人以上がが広告無しのSVODへの加入を選んでいたが、2023年Q4では広告無しを選ぶ人が、51%になり半数を超え、2024年Q1では56%になっている。

Antenna
