Foxは広告を1時間に2分にする

NBCUniversalは2018年の秋から始まるTVシーズンよりプライムタイムでの広告時間を10%減らす事を発表しているが、Foxは同社の目標は2020年に広告を1時間に2分に減らす事だと発表している。Foxによると、多チャンネルサービスでのオンデマンドでFXネットワークの番組の広告を75%減らした事で、利用者は大きく増えた。現在、1時間の広告枠は13~14分あるので、2分に減らすことは85%の短縮になる。

Pearl TVのATSC 3.0テスト

Hearst、Scripps、Nexstar、Graham、Meredith、Cox、Raycom、Tegna等の地上波所有会社のコンソーシアムのPearl TV Groupはフェニックス市でATSC 3.0のテストベッドを構築している。このテストベットには放送局としてはPearl TVのメンバー以外にFox、Telemundo(NBC)、Univisionが参加している。ベンダーとしてはDielectric、Enensys、GatesAir、Harmonic、Triveni Digitalが発表されている。

放送停波するPBS局

幾つかのPBS(Public Broadcasting Service)局は昨年のインセンティブ・オークションで放送波の権利を手放した。PBS局の多くは赤字であり、赤字を埋めために放送波の権利を売った。放送波を手放した後も、他局とのチャンネルシェアで放送は続ける予定であったが、その計画を捨て、インターネットだけでの配信にする局が出ている。例えば、ミシガン州のWCMZはCentral Michigan大学の持つPBS局で、競売で得た$1400万で過去の赤字を埋め、残りでチャンネルシェアの契約をする予定であった。だが、大学は放送を続ける必要が無いとして、この予定を破棄した。WCMZはインターネットでの配信は続けるが、放送は行わなくなる。テキサスのKNTC局もチャネルシェアを諦め、インタネットだけの配信になる。この背景にはチャンネルシェアの契約料が高騰している事がある。放送局がATSC 3.0へ移行するには、チャンネルシェアでATSC 1.0でも放送を続ける必要がある。ATSC 3.0への関心が高まることで、チャンネルシャアのデマンドが増え、契約が困難になっている。

TVネットワークの再送信料

テレビネットワークの再送信料で最も高いのはESPNで、Disneyは多チャンネルサービス事業者から1加入者あたり、平均で月$8.14を得ている。2位はTNT(Turner)で、3位はFox News Channelである。


Kagan, S&P Global Market Intelligence

OTTでの地上波同時配信

OTTベースの多チャンネルサービスのDirecTV、Hulu、YouTube TV等は急速に地上波の同時配信契約を進めいる。すでにHuluは400以上の局の同時配信を行っており、サービスとしては比較的に新しいFuboTVも200局以上の配信をしている。地上波同時配信を行う場合、OTT多チャンネルサービス事業者がネットワークと契約し、ネットワークがその加盟局に対して、レベニューシェアをする。ネットワークと加盟局間のレベニューシェアは合意されている。放送局がネットワーク以外から得ている番組をインターネットで配信する事に関する合意を取れれば、同時配信は可能な状況になっており、2018年中には4大ネットワークの殆どがOTT多チャンネルサービスで同時配信を始めているであろう。