急増するOTTへの参入

OTTビデオに参入する会社が急速に増えている。IT事業者、コンテンツ事業者だけでなく、Amazonに競合する量販店までもOTTビデオサービスの参入を検討している。コンテンツがあれば、サービスを提供するプラットフォームはあり、難しいことではない。問題はどの様なビジネスモデルで参入するかである。

これまで成功してきたのはSVODである。しかし、SVODではすでにNetflix、Amazon、Huluの存在があり、参入は容易ではない。すでに成功しているSVOD事業者と戦うにはスタートの時点から豊富なコンテンツが必要になる。2019年秋にSVODを開始予定のDisneyには豊富なコンテンツがあり、さらにFoxの資産の買収で、コンテンツは大きくと増える。それだけでなく、Huluの60%も持ち、Disneyのブランド力もあり、戦力はある。

増えるニュース専門チャンネル

多チャンネルサービス向けのニュース専門チャンネルとしてはCNN、Fox News、MSNBCが大手で、その他にビジネス系のCNBC、Fox Business News、Bloomberg TV等がある。さらに、ここ数年で、One America Network、Newsmax TV、Newsy、i24News等がスタートしており、新たに全米で193局を持つ放送局会社のSinclairがニュース専門チャンネルを立ち上げようとしている。STIRRと呼ばれる予定のチャンネルはSinclairのローカル局が制作したニュースと独自の全国ニュースで構成され、Sinclair局のサブチャンネルで放送される以外、ケープルTV、OTTでも配信される。

カリフォルニア州裁判延期

ネットワーク中立性法を州法として立法化させたカリフォルニア州と、それを告訴した司法省、それにUSTelecom、CTIA、NCTA等の通信業界団体は裁判、および法の執行を延期事に合意した。延期はFCC対Mozillaの控訴結果が下るまでである。FCCとMozillaを筆頭にする団体はFCCの

NAB: コンテンツを5Gの犠牲にするな

FCCはCバンド(3.7 GHz~4.2 GHz)の利用規定を改め、モバイル通信でも使えるようにしようとしている。Cバンドは現在、局へのテレビとラジオ番組の配信に使われており、その全部、あるいは一部を返上させ、モバイル通信帯域として競売することを予定している。衛星通信事業者のSES、Inte