多チャンネルサービス対オンラインビデオ

調査会社のPark Associatesが行ったインタビュー調査では、ビデオがオンラインで視聴出来るからと言って、多チャンネルサービスをキャンセルする人は少ない。同社が、ブロードバンド利用者に行った調査では、オンラインビデオ、DVD、地上波放送があるために、多チャンネル放送を実際にキャンセルしたのは0.5%以下で、キャンセルを検討すると答えた視聴者も8%以下と少なかった。同社は、2008年、2009年前半にも同様な調査を行っているが、その結果は2008年が11%、2009年前半が10%と、オンラインビデオがあれば、多チャンネルサービスは入らないくなると考えている視聴者は減少をしている。

YouTubeが有料サービスをテスト

YouTubeはSundance Film Festivalと協力し、2009年と2010年の受賞作品をアメリカの利用者に対して、1本$3.99で1月22日から1月31日の間、VODとして提供するテストを行った。YouTubeは通常の映画ではなく、健康、教育等のビデオをVODとして提供していく予定であり、また、独立系の映画も加えていく予定。YouTubeは、インドのクリケットのプレミア・リーグの試合をライブで有料ストリームする事を発表している。レンタルコストはYouTubeが決めるのではなく、コンテンツ事業者が自由に決めることが出来る。

また、YouTubeはビデオをHTML5で送るテストを開始している。現在、YouTubeはFlashを使っているが、HTML5ではこれらプラグインは不要になる。HTML5のプレーヤは、YouTubeのTestTubeのページからアクセス出来る。

NetflixがWiiに対応

ビデオレンタル会社のNetflixが提供する映画、TV番組のストリーミングに対応するTV、Blu-rayプレーヤ等が増えているが、任天堂のWiiを使ってNetflixのストリーミングビデオをTVで視聴する事が可能になる。ゲームコンソールとしては、NetflixはすでにXbox 360に対応し、PlayStation 3にも対応をする事を発表している。WiiでNetflixを見るのには、Netflixからソフトウェアのディスクを郵送してもらう必要があるが、ソフトウェアは無料で提供される。

モバイル放送テスト

800以上の放送局を代表し、モバイル放送の普及を目的としているOMVC(Open Mobile Video Coalition)は、ワシントンDCで行われるモバイル放送のテストの結果を計るためにHarris InteractiveとRentrakの2社と契約をした。ワシントンDCのテストでは、8つの放送局(WDCA – Fox Television Stations、WUSA – Gannett Broadcasting、WPXW – ION Media Networks、WRC – NBC Universal、WHUT – Howard University/PBS、WNVC – MHz Networks、WNUV – Sinclair Broadcast Group、それにWFDC – Univision Communications)が20の無料、有料のチャンネルを放送する。300のSprintの携帯電話ユーザに対して、SamsungのATSC M/H対応の携帯電話、Momentが貸し出される他、DTVチューナを内蔵した、ネットブック、DVDプレーヤ、WiFiレシーバが提供される。テストでは、20のチャンネルに加え、双方向サービス、天気等の情報サービスもテストされる。OMVCは、春から夏にかけ、Harris Interactiveのウェブベースの調査ツール、それにRentrakの視聴測定ツールを使い、ユーザがどの様にモバイル放送をアクセスするかの情報を集めていく。

IPOを狙うRoku

Netflixのスピンオフとしてスターした、Rokuは50万台のインターネットTVデバイスをこれまでに販売し、2011年にはIPOを計画していることを発表した。Netflixは2007年にそのVODコンテンツをTVで視聴可能にするインターネットTVデバイスの販売を計画し、ReplayTVの創立者のAnthony Woodを雇った。しかし、Netflixは自らハードウェアに参入する計画は捨て、Rokuを別会社としてスピンオフし、600万ドルを投資し、Wood氏はRokuのCEOになった。Rokuは現在、$79.99のSDオンリーの製品、$99.99のHD対応版、それに$129.99のHD、プラス802.11n対応の3つの製品を販売している。Rokuは2010末までには、100万台の製品を売り、年商7500万ドル規模になる予定と発表している。