フランスのモバイル放送

フランスのCSA(Conseil Supérieur de l’Audiovisuel)は13の商業局と3つの公共局に対して、DVB-Hの放送免許を与えた。16局は共同で、モバイル放送を担当する会社を設立し、放送を開始する。モバイル放送の免許を得たのは、公共局のFrance 2、France 3、Arte、それに商業局のBFM TV, Canal+, Direct 8, Europacorp TV, Eurosport France, Itella, M6, NRJ 12, NT1 Remix, Orange Sport Info, TF1, Virgin 17, W9。

すでに、CSAからDVB-Hの免許を得ているOmer Telecomは、Virgin Mobileのブランドで、モバイル放送を2011年の後半に開始する事を発表している。

欧州: アナログ停波/デジタル化

  • ポルトガル: ポルトガルは2012年4月26日にアナログ停波を行うことを発表した。
  • ハンガリー: ハンガリーのNational Communications Councilによると、同国のデジタルTV視聴世帯は2月末で、117.8万であった。普及率は1月の46.2%から、2月は47.2%に増えた。もっと、視聴者が多いプラットフォームは、ケーブルTVのUPCで、31.5%のシェアであった。2位は22.7%でDigi、3位は22.8%のMagyar-Telecom(T-Home)であった。
  • 南アフリカ: 南アフリカは2005年にDVBを採用し、2007年からテスト放送を行っているが、南アフリカ商務省はデジタル地上波テレビ規格シンポジウムを開催し、DVBとISDBの再検討を始めた。
  • コスタリカ: コスタリカはデジタル地上波放送の規格としてISDB-Tを採用する事を決定した。

欧州: HD化

  • スペイン: Abertis Telecomとスペイン工業省はマドリッドとバルセロナで、地上波のHD放送を開始した。TVE HD、Canal+ HD、Telecinco HD、Go TVHDの4チャンネルがHDで放送されている。TVE以外の3チャンネルは、有料放送である。
  • イギリス: Ofcomの最新のDigital Progress Reportによると、2009年末で、HD対応TVの販売台数は2300万に達した。2009年第3四半期に売れたTVは330万台で、その70%はHDTVであった。BSkyBのHDサービスへの加入世帯は210万で、BSkyBの加入者の21%を構成している。VirginのV+ HDサービスへの加入者は2009年末で、862,000に達している。BBCとITVが提供しているFreesat向けのSTB売上げの80%はHD対応になっており、また、Freeviwは4月にHDサービスが立ち上がっている。

国際市場: 多チャンネルサービス

  • Skylink(チェコ、スロバニア): チェコとスロバニアの有料衛星放送サービスのSkylinkの加入者が100万に達した。SkylinkはチェコのTradeTecとスロバニアTowercomのジョイントベンチャー。加入者内訳はチェコが715,000、スロバニアが285,000となってる。HDサービスが成長しており、約24%がHD対応のサービスに加入をしている。
  • ロシア: ロシアの有料TV市場は不景気の中でも成長を見せている。IKS-Consultingによると、加入者数は、2009年で16%の成長を見せ、1900万世帯に達した。TV世帯における普及率は36%で、上位5社が35%のシェアを占めている。
ロシアの多チャンネルサービス事業者のトップ5社
事業者 技術 加入者数
1. Tricolor (Триколор) 衛星放送 4,260
2. NTK (НТК) ケーブルTV 3,260
3. Comstar (Комстар) IPTV、ケーブルTV 1,760
4. ER-Telecom (ЭР-Телеком) ケーブルTV 970
5. Multiregion (Мультирегион) ケーブルTV 855

IKS-Consulting

  • TeliaSonera(スウェーデン): TeliaSoneraのスウェーデンにおけるIPTVサービスへの加入者数は、3月31日時点で411,000であった。同社は、フィンランド、エストニア等でも多チャンネルサービスを提供しており、全加入者数は823,000で、この内633,000がIPTVであった。
  • KPN(オランダ): KPNが提供するデジタルTVサービスへの加入者数は3月末で、1,033,000世帯に達した。加入者の内訳は、10万がIPTVサービスで、残りがデジタル地上波プラットフォームのDigitenneである。
  • Orange TV(フランス): France TelecomのデジタルTVサービス、Orange TVの加入者数は3月末で、321.7万世帯に達した。Orange TVはIPVTと衛星サービスがあるが、内訳は発表されていない。
  • T-HT(クロアチア)T-HTの2010年1Q末のIPTVサービスへの加入者は250,805で、前年同期から6.1%の成長を見せた。T-HTはMAXtvとIskonの2つのブランドでIPTVサービスを提供している。
  • 中国: ReseaarchInChina社のレポートによると、中国のデジタルTVサービスへの加入者は2008年の4510万世帯から、2009年は6500 万世帯に増えた。この内、IPTVは2008年が265万、2009年が433万であった。ReseaarchInChinaは中国におけるIPTV加入 世帯は2010年には850万に達すると予測している。

欧州: 3Dサービス

  • BSkyB(イギリス): BSkyBは英国で最初の3D専用チャンネルを立ち上げたが、最初の配信は商業向けのSky Retailに限られ、3Dでサッカーを見ることが出来るのはパブだけである。Sky Retailの3D放送のスポンサーはGuinnessである。BSkyBは、数週間後には、一般向けにも3Dサービスを始める。3Dチャンネルは、別途料金は不要で、月額10ポンドのHDパッケージの内の1チャンネルとして提供される。
  • Orange(フランス): Orangeは、フレンチ・オープンを3Dで中継する権利に関して、フランステニス連盟と複数年の契約をした。Orangeは今年のローラン・ギャロス大会からそのブロードバンドユーザに対して、3Dで配信を行う。また、Orangeは「Tennis Everywhere」として、大会の中継をTVだけでなく、PC、モバイル電話向けにも行う。Orangeによる中継以外、フレンチ・オープンの試合は、Eurosportが約3,000の店舗に対して、3Dで放送を行う。これは。Panasonicのスポンサーで行われる。
  • Numericable(フランス): NumericableはCiscoのContent Delivery Systemを導入し、3DでのVODサービスを提供する準備を行っている。
  • 東欧: 3Dのブームは東欧にも広がっている。4月中旬にロシアのGeneral Satelliteは、Eutelsatの協力で、3D専門チャンネルをスタートさせた。最初の番組は、クラッシックバレーの公演であった。また、Rossiya 2も来年に3D放送の実験を行うことを発表している。ルーマニアでは、Pro TVに対して、3D放送のテストが許可された。同国は年内に3,000台の3DTVの販売が予測されている。ポーランドでは、5月15日にCanal+が、ポーランドのサッカー・リーグの試合を3Dで中継する事が決まっている。