CableLabsがTV Everywhereの規格を発表

CableLabsはケーブルTV事業者が行うTV番組のインターネット配信のサービス、TV Everywhereのインタフェース規格を発表した。TV Everywhereの規格はOnline Content Access(OLCA)と呼ばれ、多チャンネル事業者からその加入者に対するインターネットでの番組配信の共通規格となる。TV Everywhereでは多チャンネル事業者と番組提供者の2者におけるユーザ認証が必要となり、OLCAはそのメカニズムを作る。OLCAでは、3つのシナリオ別に規格をまとめている。

  • 最初のシナリオは、Time Warner Cableが推進している方法で、加入者はそれぞれのコンテンツ事業者のサイトに行き、ビデオを視聴する。ユーザはコンテンツ事業者のサイトに行くが、認証は多チャンネル事業者が行い、そのユーザが自社の加入者であり、そのコンテンツを見る事の出来るサービスに入っている事を確認する。
  • 第2のシナリオは、Comcastが行っている方法で、ユーザは多チャンネル事業者のポータルに行き、そのポータル内にあるコンテンツにアクセスをする。認証は多チャンネル事業者が行う。
  • 第3のシナリオはハイブリッドモデルで、ユーザは多チャンネル事業者のポータルに行くが、ビデオはそれぞれのコンテンツ事業者のサイトから配信される。認証は多チャンネル事業者が行うが、その結果はコンテンツ事業者に報告され、その番組を配信するかの決定はコンテンツ事業者が行う。

ユーザ認証のアーキテクチャーにはSecurity Assertion Markup Language(SAML)2.0が採用されている。

Comcastがホームセキュリティーに参入

Comcastはテキサス州のヒューストンで、ホームセキュリティーのサービスに参入した。通常のセキュリティーサービスと同じに、ドア、あるいは窓のセンサーが侵入者を監視した場合に警報をする以外に、PC、あるいはスマートフォンを使い家庭の照明等をコントロールする、あるいはカメラで監視する機能を提供する。Comcastは、このサービスはテストであり、他の地域でも提供するかは決定していないと発表してる。価格も公開されていない。このサービスの技術を提供しているベンダーの発表されていないが、iControl社が協力していると思われる。Comcastは2003年にiControl社にCisco等と共に投資を行っている。また、Time Warner Cableもニューヨーク州のセラキュー市で、やはりホームセキュリティーのサービスを開始した。

ケーブルTV事業者がホームセキュリティーを狙うのはこれが始めてではない。2000年にComcast、Cablevision、Charter、Rogers、Shawの5社はSecurity Broadband社に投資をし、テストサービスを開始したが、本格的なサービスには至らなかった。Security Broadband社はその後、モバイル医療分野に市場替えをしている。

Cablevision: RS-DVRは4Qに開始

Cablevisionは、ハードディスクをヘッドエンド内に置き、通常のSTBでDVR機能を可能にするRS(Remote Storage)DVRのサービスを第4四半期から開始すると発表した。RS-DVRは、既存のSTBでDVRを提供する事が可能になり、DVR購入コストが不要になるだけでなく、家庭内のどのSTBからもDVRに録画された番組へのアクセスが可能になり、ホームネットワーク無しで、マルチルームDVRの機能が提供可能になる。

Cablevisionはまた、10月中にOptimum Linkのサービスを提供を開始する。Optimum LinkはPCにあるビデオコンテンツをSTBに送る物だが、他の事業者の様にホームネットワークを使うのではなく、PCのデータを一度、ヘッドエンドに上げてから、STBに送る。ケーブルTVの帯域を使うことになるが、ホームネットワーク、あるいは高度なSTB無しで、PCとTVの接続が行える。CablevisionはOptimum Linkを月額$4.95で提供する。

RoviがTVウィジェットを発表

RoviはそのIPGのPassport Guide上で、ウィジェットを走らせることを可能にした。これにより、Passport Guide上でニュース、天気、eBay等のウェブサイトからの情報を表示する事が可能になる。現在、YellowPage、天気、ニュース、経済、スポーツ、eBayの6つのアプリケーションが提供されている。RoviはそのEBIFを使ったI-Giudeでもウィジェットをサポートすると発表している。Passport GuideはTime Warner Cable、、Cox、Mediacom、RCN、Charter等が採用をしている。Verizon、AT&TはそのSTB上で走るウェジェットで、Facebook、Twitter等のアプリケーションをすでに発表している。

多チャンネルサービスの価格への不満が増える

消費者の満足度調査を専門としているJ.D. Power社が行った「2010 U.S. Residential Television Service Satisfaction Survey」によると、多チャンネルサービスの価格への満足度は1000点中、542で、2009年の555から減少をした。サービス自体への満足度は629で、2009年の632とほぼ同じであった。多チャンネルサービス事業者を乗り換えると答えた人の74%は、価格をその理由にしている。全体的な満足度では、ケーブルTV事業者が低く、電話事業者より22%、DBS事業者より、18%低い得点であった。地域別で、満足度の高い事業者は下記の通り。

東部 Verizon (679), DirecTV (677), Dish (665), Cox Communications (636) and Cablevision Systems (636)
南部 AT&T (732), Verizon (684), DirecTV (676), Bright House Networks (665), Dish (661), Insight (646) and Cable One (643)
北中央 AT&T (728), WOW! (724), Cox (687), Verizon (679), DirecTV (670), Insight (656) and Dish (651)
東部 AT&T (698), Verizon (686), DirecTV (675), Dish (661), Cable One (653) and Cox (644)

J.D. Power