TV、インターネットビデオの視聴

Nielsenの発表した2011年第1四半期の視聴者調査の結果では、既存のTVの視聴、インターネットビデオの視聴、そしてモバイルビデオの視聴はすべて増えている。既存のTV視聴時間の増加は0.2%だが、時間にすると22分であり、決して小さな増加ではない。

Huluが売りに出る?

LA Timesは、Huluがその身売りの可能性を検討するために、投資銀行のGuggenheim PartnerとMorgan Stanleyを雇ったと報じている。Huluがスタートした時点での価値は10億ドルで、昨年にIPOを検討していた時点では20億ドルの価値と言われていた。昨年の売り上げは2.6億ドル、今年は5億ドルの売り上げと推定されており、売りに出るなら25億ドル程度になるであろう。しかし、なぜ売ることを検討しているのか? LA Timesの報道の直前に、Wall Street紙は匿名の会社が、Hulu購入の意図を示したと報じており、これが1つの切っ掛けになったと思われるが、それだけではないであろう。

iPad配信: ViacomがCablevisionを訴える

3月にTime Warner Cableが番組を放送と同時にiPadに対して配信をし始めた事で、ViacomがTWCを訴え、TWCがViacomを訴えていたが、両社はお互いに訴訟を凍結する事に合意をした。これは、配信に対して和解をした訳ではなく、ViacomはiPadへの配信を依然と拒否している。Viacomは、TWCの訴訟は取りやめたが、同様なサービスを提供しているCablevisionに対して新たに訴えを起こしたCablevisionによると、配信事業者が新たな配信サービスを加える場合、既存の契約への追記、それに追加の支払いが必要になるが、Cablevisionは何の交渉もなくサービスをしたとし、トレードマーク侵害に対し、1件毎に20億ドルと、未公開の損害賠償金を求めている。

NetflixがBlu-ray売り上げに貢献?

NPD Group社はBlu-rayプレーヤ、それにBlue-rayディスクの売り上げが共に増えていると報告している。Blu-rayプレーヤは2011年第1四半期で、15%の世帯に普及をした。1年前は9%であった。プレーヤが増えれば、ディスクの売り上げが増える事は当たり前であるが、興味深いのは、Blu-rayプレーヤが売れている理由である。NPD Groupの調査によると、Blue-rayプレーヤを6ヶ月間以内に購入予定の人達の50%は、Netflix等のストリーミングサービスをTVで見たいからと答えている。これらの人は、Blu-rayディスクを見る為に、Blu-rayプレーヤを買うので無く、Netflixを見るためにBlu-rayプレーヤを買い、Blu-rayプレーヤを買ったからBlu-rayディスクも買う事になる。そうとなると、Netflixの成功がディスクの売り上げを減らしているとも言われるが、逆にBlu-rayディスクの売り上げ増加に貢献をしていると言えるのかも知れない。

新聞の今後

新聞広告の規模は2005年の494.4億ドルから、2010年にはその約半分の258.4億ドルに減少している。プリント広告が減っているだけでなく、オンライン広告も増えていない。新聞会社はウェブを有料化する事も試したが、これも成功をしなかった。ミシシッピー大学のジャーナリズム校の調べでは、現在オンライン版の有料化をしているのは全体の40%である。オンライン版の有料化は特に小規模な新聞に多く、発行部数が25,000以下の新聞の48%が有料化をしているのに対し、25,000部以上の新聞で有料化をしているのは24%でしかない。新しい動きとして、電子ブックリーダー、タブレットのサポートが増えている。Kindleストアには80以上のアメリカの新聞があり、25のトップ新聞の内、20はKindleでの購読を売っている。また、AppleのAppストアには新聞コンテンツに関わるアプリケーションが200以上ある。ミシシッピー大学のジャーナリズム校の調べでは、59%の新聞がアプリを開発している。同校の調査はで、20%の新聞が3年後にはその収入の10%がデジタル出版になると考えており、さらに20%が10%~14%がデジタル収入になると予想している。