ダウンローダブルCAS

STBの標準化の為に、CAS(コンディショナルアクセス)を内蔵する事が禁止になり、CAS機能をPCカードとして提供するCableCARDが採用された。ケーブルTV事業者は、CableCARDはSTBの値段を高くするとして反対をしてきた。大手ケーブルTV事業者をCASをソフトウェアとして提供するダウンローダブルCAS(DCAS)の開発を行った。しかし、開発は困難で、ケーブルTV事業者はこれを諦め、DCASを大手で採用をしたのはCablevision Systemだけであった。しかし、最近、ダウンローダブルCASの採用が中小のケーブルTV事業者で増え始めている。DCASを開発しているベンダーの1社はBeyond Broadband Technology(BBT)で、同社のDCASはAtwood Cable等、7つの事業者が採用している。BBTのDCASに対応しているSTBは、現在InterTECH社の物だけだが、BBTは新たに2社と契約をした。大手ケーブルTV事業者はすでにデジタル移行をほぼ完了させているが、中小事業者では、これから本格的にデジタル移行をする会社も多く、DCASを含め、低コストでデジタル化をする為のソルーションに対して関心が強まっている。

NBC: 視聴調査にGoogleを雇う

NBCは、今年のオリンピックでも引き続きクロスプラットフォームの視聴調査を行う。NBCは、2008年のオリンピックで、TAMi(Total Audience Measurement Index)と呼ばれる、TV、インターネット、モバイルのクロスプラットフォームの視聴調査を立ち上げた。しかし、TAMiは個別の視聴調査の寄せ集めで、意図とする1つのメディアが他のメディアにいかに影響を与えるかの部分は不明瞭なままであった。今年のオリンピックでは、NBCはGoogleとComScoreを使い、放送、多チャンネル、インターネット、モバイルでの視聴とその関係を調べる。

地上波再送信料の平均は月33セント

 

調査会社のSNL Kagan社によると地上波再送信料の増加は続いており、2011年3Qでの平均は、1加入者あたり、月33セントであった。これは2009年3Qの23セントから46.8%も増えている。Kagenの調べでは、多チャンネル事業者に対する再送信料金が最も高いのはスペイン語チャンネルのUnivisionで、月61セントとなっている。2位はSinclair Broadcastingの49セントで、3位はNewport TelevisionとLIN TVの48セントであった。5位はCBSで48セントであった。

Kindle Fireがタブレットで2位になる

2011年第4四半期に発売開始されたKindle Fireは、Samsungのタブレットを追い抜き、同期にiPadに続く2位になった。3ヶ月間での販売台数は388万台で、2011年全体でも3位に入っている。Barnes & Noble(B&N)のNookは2011年で3250万台を出荷している。B&NはFireと同価格、$199のNookを2月に発表している。

タブレットの出荷台数(世界)(単位: 1000台)

ブランド

2011年3Q

2011年3Q

2011年全体

出荷台数

シェア

出荷台数

シェア

出荷台数

シェア

Apple

11,123

64%

15,430

57%

40,493

62%

Amazon

0

0

3,885

14

3,885

6%

Samsung

1,850

11

2,140

8

6,110

9%

B&N

750

4

1,920

7

3,250

5%

Asus

801

5

612

2

2,063

3%

その他

2,917

17

3,122

12

9,389

14%

合計

17,441

100

27,109

100

65,190

100%

HIS iSuppli Research

レンタルの開始期間

Disneyはディスク(DVD、Blu-ray)でのリリースから、レンタル事業者への提供までの期間を28日にする事を決定した。ディスクでの発売とレンタル提供の間をずらすことはすでにTime Warner、Universal、Foxは行っているので、6大スタジオ中、4つが30日程度のレンタルウィンドウを採用した事になる。ディスクの購入が減り、その分レンタルが増えているが、これはスタジオに取っては減収になる。残りのSonyとParamountも近々、レンタル開始期間を設けであろう。